学びの真似び(まねび) 「学び続ける人」になるために(教育と受験と勉強法)

学習の仕方に困ったことはありませんか?ここでは、「真似び=学び」という形で、さまざまな学習方法へのアドバイスをしていきます。学習の仕方に悩んだら、受験勉強で行き詰まったら、ぜひ訪れてみてください。効果的な学習方法を知って、学び続ける人を目指しましょう!

高3大学受験生におくる「夏休みにすべきこと」。学習計画と学習方法のまとめ。

夏休みが近づいてきて学校では受験生にメッセージを贈るのも最後。集会とか学年通信とかで、送り出します。というわけで、うちの生徒に書いたものをこのブログでも紹介しておきます。

書いている対象は、みんながなんとかGMARCHには受かっておきたいと思っているような生徒たち。でも実際は、半分ぐらいしか達成できない…というような雰囲気です。だから、意外とみなさんに合うようなレベル感だと思います。

では、行きましょう。

 その1 8月末河合模試・9月ベネッセマーク模試の目標点を科目別に設定しよう。

 夏休み明けの模試で、おおよその目安が決まります。今ならセンターまで200日弱ありますが、夏休みが終われば、100日あまり、後期開始でセンターまで100日です。1/2が終わるわけですから、夏終わりの成果は重要です。

 センター試験の場合、7科目センター80%目標なら、ベネッセ9月マークで70%弱、3科目センター90%目標なら80%弱が目標です。

 河合模試の場合、8月末はD判定からE判定の上の方が必要です。偏差値を目標点に直しておかないと、目標がいい加減になります。標準偏差×0.1が偏差値1に必要な得点ですので、5月模試の結果から、目標偏差値→目標得点を探す作業をしておきましょう。

ここのところ、模試の話を参考にしてください。 manebi.hatenadiary.jp

 その2 その点数を必要な分野に割り振り、その分野で得点するための参考書や問題集をそろえよう。

 次にする作業はその得点を、どの分野でとるか決めることです。漠然と「まず単語」とか「まず文法」では、その得点をとることができません。得点がとれないということは、最終的に目標を下回る可能性が高いということです。まず、各分野で何点つむのか決めてわりふりましょう。

 次にその得点を増やすためにやる問題集を手元に揃えましょう。わからなければ、「この分野のこの問題で〇点とれるようにしたい。何をやればいいか教えてほしい」と問題と模試の結果を持って、具体的に塾でも学校でも先輩でも聞きにいきましょう。「英語で〇〇点」のような質問だと正しい答えが返ってこない可能性があります。「この分野で〇点、ここで〇点」と具体的にして聞きましょう。 

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 その3 手帳などを活用して、達成度をはかろう。タスクを決めてつぶすか、やったことを記録するか

 そうしたら、実際にやる必要があります。やるべきタスク=問題集や参考書を書き出して、計画を立てましょう。

 計画を立てるのが苦手な人は、とりあえずやって、記録をつけましょう。1週間ぐらいやったら、記録を見直して次の週のやることを検討するとよいでしょう。 

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  どうしても計画を立てることが苦手な人は、最初に自分のミニマムの単位「量と時間」を計測するといいでしょう。つまり、「もうだめ!」と思うタイミングの「量と時間」を決めておくのです。それを科目や分野ごとに決めれば、夏休みにやりたい量をこなすためには、何回それをやればいいかがわかります。あるいは、トータルでどのぐらいの時間が必要かもわかってきます。それが決まれば、やる気になる可能性は高いですよ。

この部分はこのブログが大変参考になります。すばらしいですね。ぜひ読んでください。他の記事もふくめて、学習方法の参考にとてもなると思います。

というか学習方法を確立できるということがひとつの才能ですよね。

coffee-morning915.hateblo.jp

その4 ストップウォッチやタイマーを活用しよう。

 というわけで、ストップウォッチやキッチンタイマーは必須です。はかるだけでなく、タイマー機能を使って、ミニマムのユニットが終わったら、次の科目…というようにすすめていきましょう。記録しておくのも大事です。 

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その5 1週間で全科目、2週間で全分野に取り組もう。

 どんなに大変に見えてもこれをやらないと、

・1週間でやらない科目は、間が2週間あく

・2週間やっていない分野は、間が3週間あく

という恐ろしい事態になります。授業がなくなりますから、得意科目であっても3週間ぶりの試験だとあやしいですよね。

 ちなみにですが、一番簡単な手は、2週間に一度、センターでも、模試でも、過去問題でも、入試っぽいものをやれば、最低全分野やったことになります。

 また、文法や単語に力を入れても、毎日読解をするなどの工夫も大事です。

その6 苦手は夏休みで目途をつけよう。

 苦手分野は、夏休みに取り組み、解決しないまでも、「この調子でいけばなんとかなりそうだ」ぐらいの手ごたえはつかみましょう。

 苦手が最優先。苦手を普通にするのと、得意をさらに得意にするでは、苦手を普通にする方が簡単。また、読解などの分野は秋以降残り100日では間に合わないこともあります。まず取り組みましょう。

その7 センター試験の科目は、休み明けまでに必ず決めよう。

 10月頭がセンターの出願ですが、学校のとりまとめの関係上、9月中旬にはセンターの科目は決めなければならず、申告したものは変更ができません。出願時に必要なのは、次のものです。

・2科目以下か、3科目以上か。費用が異なります。

・国語、数学、英語…受けるか受けないか

・理科…基礎1or基礎なし1or基礎1+基礎なしor基礎なし2

・地歴・公民…1科目or2科目

・英語以外や数学②で簿記などを選択するかどうか

 国語や数学は、受けるといっておいて当日いかないのはありですが、当日受けることはできません。

 理科は、何を選択するかは当日ですが、1から2科目、2科目から1科目への変更はできません。

 地歴・公民は、問題は1冊ずつ配布されます。選択は当日ですが、1から2科目、2科目から1科目への変更はできません。

 2科目選択した場合、途中退室はできないですし、途中から入ることもできませんので、必ず2科目の時間は拘束されます。

 というわけで夏の間に科目設定をある程度決めなければいけない、ということが起こるんですよ。だからこそ、苦手の克服は夏で目途を立てなければいけません。

 その8 夏休みに勝手に「推薦をとる」ことをしない。

 指定校はあるとは限りませんし、あってもあなたが選ばれるとは限りません。正式に自分に決まるまではあきらめてしっかり受験勉強をしましょう。AOや公募、自己推薦も同様です。高校入試と違って楽になるわけではありませんので、「1ランク落としたから大丈夫」というような訳のわからない受験はやめましょう。だめだったら受験するしかないわけですから、受験勉強はきちんとしましょう。

その9 AOや公募の準備は、必ず夏のうちにはじめよう。

 みなさんが受験したがる大学のAOや公募は準備が必要です。受験勉強とは違う準備が必要です。たいていの場合、文章力や熱意などではなく、興味・関心とそれを裏付ける深い知識が必要になります。準備を始めましょう。ただし、受かるとはかぎりませんから、受験勉強+1科目、2科目というイメージで時間や分量を配分するとよいでしょう。

その10 朝、起きる時間は固定して、学習のリズムを維持しよう。

 夜型、朝型はこの時期はやりやすいようにしていいと思います。ただし、起きる時間や寝る時間、勉強を開始する時間を決めないと集中できなくなります。必ず固定しましょう。

 一般的に、

・朝は読解問題や応用問題、記述問題など発想型のものに向く。

・寝る直前は、暗記ものに向く。

ということが言われています。

 食事の1時間から2時間後で、脳の栄養となる糖分が補給され、その後足らなくなりますから、間食は必要に応じてとりましょう。

 午後など、眠くなる場合は次の中のどれかです。

・血糖不足…ラムネ=ブドウ糖などを入れると眠気がとれます。コーヒーなどよりも効果的です。

・糖分のとりすぎ…ソフトドリンクなどを飲みすぎるとインシュリンが分泌され、血糖がすくなくなり、同じことがおきます。糖分のとりすぎに注意しましょう。

・疲れている…15分から20分の昼寝は作業効率を高めます。ただし20分で十分です。

 対処法はいかの通り。

・環境や場所を変える…気分転換は大事です。

・歩く、動く…体を動かすのは悪くありません。たまにはクラブに戻ってもいいですよ。

・思い切って寝る…夜などはがまんして2時間やるより、寝て朝30分やった方がまし。

・ラムネを口に入れる…書きました。

 科目別のアドバイス

英語・国語

・読解は毎日やる…訳を先に読んでカンニング音読。できれば1日1本5回ぐらい読みたい。これを毎日。

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・即効性を求めるなら単語…まず単語から現代語だけでいいので、単語を一気にやると成果があがりやすい。 manebi.hatenadiary.jp

 

・得点がほしいなら文法…文法は得点をとるため。覚えることだけでなく、問題演習と組み合わせると効果的。

・要約は、本を閉じて。自分の頭で構成を整理する訓練を。 

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 歴史・地理など

・7周するつもりで。1周目は大見出し、2週目以降は小見出しまで、5週目以降は細部まで覚える。 

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 ・ノートへのまとめ直しは重要。

・まとめ直す→それを見て覚える→白紙に再現する=口頭で再現する
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 ・2週間でセンターなどで全分野チェックを。

数学・理科

・とにかく問題を解く。問題を解かないと意味がない。

・質も大事だが量はもっと大事。

・苦手な人は、例題だけでも、早く1周する。中学から高3まで、簡単なところだけ。

・目次を貼りだして、例題・基礎・標準・応用のどこまでいけたかを記録する。

・得意で余裕がでてきたら、簡単な問題は紙でやらず、解法の方針を口頭で説明しておしまい。苦手な人はこれはやってはだめ。実際にやること。

・5周ぐらいで応用までたどりつきたい。

 

以上です。ひとつずつの説明は短くしておりますが、ご了承ください。

では、よい夏休みを!