緊急事態宣言が全国に広がっている先生の中では、いよいよオンライン授業をしてみようと考える方もいるかもしれません。そんな方のために、ここまで自分がやってみて、感じた、必要なポイントなどをまとめておきます。
今週のブログのお題は「#おうち時間」だそうです。私はまさに、テレワーク、リモートワークに突入しています。保育園がかなり強い自粛要請が出て、この1週間は子供をかたわらにおきながら、時間割通りに授業を進めていきました。
最初は疲れましたが、徐々に楽になってきた部分もあります。
もちろん、慣れもありますが、必要なものを買いそろえた、というのも実は大きいことでした。
というわけで、ここまで自分が準備したものや、使ってみた感想、あったほうがいいものなどを書いてまとめて、参考にしてもらえればと思います。
- 学校では、GoogleClassroomが動き出す
- 3月下旬、オンライン授業の準備をはじめる~Webカメラが必要、それともキャプチャーボード?
- ノートPCやデスクトップでは、ホワイトボードの使い勝手が悪い。タブレット端末を購入!
- スタイラスペン、タッチペンをどうする?
- GoogleClassroomは細かく分けたほうが使い勝手がいい。
- Zoomはとにかく便利!でも、禁止された時の対策が必要…
- Youtubeに動画をあげるのも、Zoomを使ってやっています
- 動画はあくまでも復習。自習であっても、時間を縛ることが生徒には、どうも必要なようで…
学校では、GoogleClassroomが動き出す
あの、全国一斉の休校要請の中で、うちの学校が動いたのが、GoogleClassroomの稼働でした。
GoogleClassroomは、バーチャルのクラスルームで、その中でタイムラインが流れて、資料で課題や動画を配信したり、ファイル共有したり、課題提出や試験などを行う…というようなものです。
これ、やりはじめてみると、いろんな可能性があることに気づきます。とりあえずは簡単に作れるはず。
実際に、学校で動き出してはいたものの、勝手にやっている感じだったし、正直言って、あまり使うようなものではありませんでした。
後で、私は間違いだと気づくんですが(うちの学校ではまだ気づいてません)、あくまでもHRのような形で使っているので、HRにそのクラスにかかわる教員が招待されます。しかし、教員の数に上限があるので、科目担当しかしていない私はそもそも招待されていなかったり…。学校では「科目ごとにクラスを作らない」的なことも流れていたりして、よくわからないけど、「使わないからまあいいか」みたいな感じでした。
しかし、あの休校要請で、所属している学年だけは招待されたわけです。で、少なくともこの学年には連絡をとる手段ができました。
まだ、うちの学校では、Classroomを連絡をとる手段ぐらいに思っているようですが、これは本当は違います。あとで書きますが。
まあ、ともかく、休校になっても生徒にアクセスできる手段を私は手に入れたわけです。
3月下旬、オンライン授業の準備をはじめる~Webカメラが必要、それともキャプチャーボード?
3月も下旬に近づいたころ、私の予想が当たり始めました。
こんな状態で全国一斉に休校したけれど、事態がよくなるわけがない。もっと悪くなるに決まっている。きっと4月には学校は始まらないのではないか…
というもの。
当初は「始まる」予想もしていました。それは、「ある程度感染をしたとしてもなんとかなるから、みんながさほど怖がらなくなる」というようなもの。オリンピック中止、延期議論の時に私が考えていたのは、「オリンピック中止って、そのころまで、プロスポーツとかインターハイとか中止にするの?やるんでしょ?だったら、オリンピックだけ議論するのおかしいし」みたいなことだったんですが、いずれにせよ、3月下旬にまたく違うことがわかってきました。
医療崩壊とかそういう言葉も出てきます。
ああ、これ、大変なことだと。
というわけで、このころから私は、オンライン授業のための準備を始めます。
基本的な選択肢はまずふたつ。
- スタディサプリなどの既存のオンライン授業を最大限活用する。
- 自分で授業を配信する。
で、自分で授業を配信するとするなら、
- Zoomのようなものを使って、リアルタイムで授業をする。
- Youtubeなどに動画をとって配信する。
こんな感じですね。あとで、勉強しだしてわかるんですけど、Youtubeだってライブ配信できるんですけど、そのときの私まだよくわかっていなくて、ライブか録画か。
じゃあ、ライブがいいよな。それだったら、Zoomとかやってみるか…という感じでした。これがいいほうに転びます。
さて、いずれにせよ、オンラインで授業すると決めれば、必要なものはカメラです。
ノートPCを愛用していた私は、Webカメラが必要でした。
これを買わないことには始まらない。当然、ビデオカメラは持っていましたが、どうPCに接続するかわかりません。
まあ、こんなところから始まります。
Webカメラを使うイメージ~PCのデータ、やりとりが中心
PC上にあるパワポであるとか、動画であるとか、あとで使いだすんですがホワイトボードであるとか、こういうのを使うということになると、やはり、画像自体はWebカメラでとって、PCから離れずに完結したいということになります。
私は、VAIOを使っているんですが、前のVAIOで搭載したカメラを使うことなく次の機種に変えた経験がありまして、なので今の機種はカメラがない奴だったんですね。
というわけで、まずはWebカメラを買うことにしました。意外と安くて1000円ぐらいから探すことが可能です。
買ったのは、これ。
特に理由があったわけではなく、手に入るもので手頃なのがこれだった、というだけの話です。
本来、調べて「これがいいかなあ」というのがあったんですけど、いざ注文しようとしてみたら「予約注文」で発送予定は「未定」とか「5月から6月」なんてあるんです。私としては、4月からすぐやりたいし、そのために「今」練習したい、というわけで、ネット購入を諦めました。
まあ、でも安いわけだし、当時は、「土日の外出自粛」ぐらいでしたから、いいのかどうかわかりませんが、家電量販店を探し回って、あるものを買った、というのが真相です。それでも4店舗ぐらいは回りました。あるけど、もっといいのはないか…みたいな感じでしたけど、どの店もあって一つとか二つ。選べる感じではなかったです。最初嫌だと思ったのに、他に比べたら…ともう一度戻って買いました。結構、手に入らない状態かもしれません。
とりあえず、これで、PCから私が映るようになりました。買う基準としては、とりあえず、ドライバとかいらない、つないだらそのまま使えるのが楽だと思います。
ビデオカメラをつなぐイメージ~黒板で授業するのを録画するイメージ
さて、実際に授業をすすめるときに、いちいちパワポ作ってられるのかという問題が頭をよぎっていました。
さらに言えば、ホワイトボードをPC上で動かしてちゃんとできるのか、とかね。ホワイトボードは、Zoomの中で使えるんですけど、パワポに書いたっていいし、Googleにもそういうサービスあるし、いくらでもPCを黒板化することができるわけですね。
ただ、PCでやると、打ち込むとかマウスで書くとかになるわけで、それってかなりのストレスです。
そうなってくると、ホワイトボードでそのまま授業やって映せばいいんんじゃないか…という発想になります。
そうなってくると、Webカメラではちょっと不安。要するに、ズームとかリモコンで動かしたくなるし、PCとの距離も必要になる。
そうなると、ビデオカメラをPCに取り込みたいですよね。それなら、授業は基本そのまま。
じゃあ、どうやって取り込むんだってことになります。
これは調べたら、キャプチャーボードっていうのが必要になるようです。お金は1万から2万ぐらい。
ちなみに買ってないので紹介はしてますが、実際どうなのかはわかりませんから、買うときはよく調べてくださいね。要はHDMIで出力されるものをUSBにするってことのようです。
これ、最近、よくテレビで見てる授業録画のパターンです。
考えて見ると、メリットは、授業そのままであること。
でも、録画ならいいけど、ライブでやるなら、生徒の反応が見えないし、それから1人でやるとするとリモコンとかも必要。まあズームぐらいならいいけど、左右が入ってくると、たぶん三脚もリモコンが必要だし、それを操作しながら授業はちょっと…。たぶん、PCの生徒は見えないし…
ということで、私はこの方法はやめました。
100均でホワイトボードとペンをゲット!
しかし、ホワイトボードをマウスで書くのはやってみてわかったんですが無理。となると、手元にホワイトボードが欲しいということで、100均にいって小さめのホワイトボード数枚とカラーペンをゲット。
最悪、書きたくなったら、これでささっと書いて、カメラに映せばいいんじゃないか…ということになるわけです。
これで、とりあえずの方針は固まりました。
まあ、実際にやってみて、PCのホワイトボードに書くのが大変、というところで、止まっていたんですが、実際には、最初練習で基本を説明するために、パワポを作ったんですね。
そうなると、結局、その画面に書きたい。
というわけで、アナログのホワイトボードは買ってみたものの、まだ出番はなく、確かに普通の教材を使ってやれば、白紙に板書していくイメージですから使うに決まっているんですけど、ある種、先にプリントを作ってしまうと、どうしても、そこに書き込みたいって欲求が生まれてしまうわけです。
ノートPCやデスクトップでは、ホワイトボードの使い勝手が悪い。タブレット端末を購入!
すでに、私の課題解決、浮かんでいる人がいると思うんですけど、私としてまったく頭をよぎらなかったんです。
それは、タブレットというものを使っていなかったから。
仕事の絡みから、どうしてもキーボードとかが必要で、一方でスマホは持っているから、この中間系のタブレットの必要性がどうもわからなかったんですね。
しかし、この段階で、タブレットだったら、直接画面にペンで書けるということに気づく。
生徒だったか、ちょうどテレワークをする奥さんのために買ったサーフェスを見たからか、それはちょっと定かではありませんが、いずれにせよ、画面にペンで書けば問題は解決って気づくわけです。
そうなれば、買うしかない。自分の使用方法からすれば、iPadよりはサーフェス。
というわけでサーフェスをさらにもう一台、自分のために買いました。
まあね、高いんですけど、思ったよりは安い。ノートPC買ってきた経験からいうと、大体20万円ぐらい覚悟してたんですけど、奥さんのサーフェス、10万ちょっとでなんとかいけました。
これで、授業の効率は格段によくなりました。もともとカメラついているし、画面には書き込める。もともとのホワイトボードでノートをとる発想もある。
これはとても便利でした。
というわけで、100均で買ったホワイトボードはいまだ使わず、こどもの落書きボードとかしています。
スタイラスペン、タッチペンをどうする?
さて、あとは書くための用意です。
まずはディスプレイにカバーを貼るわけですが、書き味重視で選びました。これが3000円ぐらい。
サーフェスについているペンはよさそうですけど、2万円コース。そもそもなくしそうだし…。
調べたら100均で売っているようで、とりあえず、それを買うことにしました。これ、いろいろ探して試しているんですけど、一番使いにくいのは、タッチペンとボールペンがセットになっていて、なおかつ、出るところが同じやつ。ボールペンがタッチペンの柔らかいところがでてくるタイプ。これが使いにくい。
今のところ、一番よく感じるのは、ボールペンがついていない、タッチペンだけのやつです。いまのところこれを愛用する感じになっています。
GoogleClassroomは細かく分けたほうが使い勝手がいい。
さて、ここからは実際のオンライン授業をはじめての細かいことをいくつか。
まず、GoogleClassroomですが、これは授業ごとに作った方が絶対使い勝手がいい。つまり、学校とかクラスで決めるんじゃなくて、自分の授業ごとに作っていく。生徒は山ほどになりますが、いろんな管理を考えるとこれがベストです。
たとえば、今、GoogleClassroomはMeetと連携してくれて、そこからMeet使ってビデオ会議できるようにしてくれています。これ、たとえば、自分ベースでやっちゃうと、このクラスに他のクラスの人が入ってくるし、クラスベースでやっちゃうと、自分がやっている後に他の先生にやってもらわないといけなくなる。
でも、クラスを分けておけば、クラスごとに発行していけばいいわけで、そういうことがひとつひとつ楽になります。
そもそもストリームとかって、授業の中での会話を想定しているイメージで、それをトピックを単元のように使っていけばいいわけですね。
私は今のところZoomベースで動いているので、連絡と資料、つまり授業プリントと復習動画のアップでしか使っていないけど、少しずつ研究して、自分のクラスルームを作っていきたいなと思います。
Zoomはとにかく便利!でも、禁止された時の対策が必要…
いろんなビデオ会議システムがありますが、結論からいればZoomが便利です。
- 軽い。
- ブレークアウトセッション=グループワークができる。
- ホワイトボードがそのまま使える。
こんな感じ。
しかし、セキュリティ問題だの、IDの流出だのと問題がどんどん出て来ていて、いつ禁止されるかもわからない。今のところ、ちゃんと対策立ててやれば大丈夫って思いますけど、そもそもオンライン授業やりたくない人からは、「Zoomは危ないから使うな。だからオンラインの授業なんていらない!」という訳のわからないことをいいだすに違いないわけで、代案もっておかないと致命的です。
一つ目は、GoogleMeet。
いいんですけど、重いし、画像も悪いし、共有のかけ方がちょっとした手間。タイムラグが大きい気がします。
もう一つはMicrosoftTeamsなんですが、まず、登録が組織なので、学校に動いてもらわないと行けない上に、結局ブレークアウトできないし、Meetと変わらないというようなことでした。
となると、クラスルームを使っている私は最悪、Meet使ってやるのかな、と想像して、たまに練習したりしながら、試しています。
Youtubeに動画をあげるのも、Zoomを使ってやっています
実際にはZoomが便利です。
パスワードの管理をしっかりして、ミーティングの部屋は細分化して、授業ごとにわける。パスワードをしっかりかけて、さらに私がいないときには部屋に入れないようにする。共有も必要なときだけ生徒にさせればいいわけだし、使い方をしっかりすれば、別に機密情報扱っているわけではないし、大丈夫かなと思っております。
会議の様子はすべて録画できるんですが、授業を録画すると、生徒の発言とかも当然入りますから、Youtubeとかにあげるのはどうだろうと。また著作権の問題が発生しますから、今のところ復習用のYoutube動画は別途録画しています。
ただ、これも1人Zoomで録画。いくつものPDFファイルを移動できるし、それとパワポも組み合わせられるし。
悪いけど、Youtuberみたいに編集する余裕はない。収益あげるような状態にはとてもいくとは思えないしね。大事なのは授業すること。見栄え悪くても、うちの生徒に見てもらえればいいわけで。
今後、長期化していく中で、どうしても通信料の問題とかで入れない生徒が出てくるなら、録画して制限かけてあげるとかも考えないといけないなと思っています。
動画はあくまでも復習。自習であっても、時間を縛ることが生徒には、どうも必要なようで…
しかし、ここまでやってきてわかったことですが、本当に、Youtube配信でいいのかという話はあります。
メリットは、録画が一回で済むこと。
これは大きい。でも、実は私は、全部授業一回切りなんですよ、担当が。全学年1クラス担当しているので、どっちにしろ一回。わかります?1学年1クラスで3クラス。それが週4時間で12時間。もちろん、プラスアルファの授業もあるんですけどね。
だとすれば、ライブですよね。
つまり、教員からすれば、何クラスも担当していれば、録画してあげるっていうのは短縮できる。短縮する分、クオリティの高い動画を作るって発想もあると思います。
おそらく、録画した動画を見ること、たぶん見るかどうかはしばれないけど、課題とか提出とかと組み合わせて展開していくんでしょうね。
ただ、結局、意識の低い生徒がほっとかれる可能性がある。教員としても課題のチェックという膨大な作業に追われるし、これを簡単にしてしまうと、生徒がさぼれてしまうわけですね。
生徒の側からすれば、そのような形であったとしても、みんなでいっせいにやるってきまらないとなかなか動けない。集中できない。
それこそ、見えてなくても、「今からやろうね、せ~の!」って感じがあるといいと思うんです。これだけのためにも、オンライン授業って意味があると思うんですよね。タイムラインが流れるだけでもいいけど、できれば映像とか声があるといい。
試験やるにしても、オンラインでつなぐべきだって思うんです。私は。
これから休校が長期化していく場合、生徒の意識によらず、ある程度授業が保証されるためには、ライブのオンライン授業を考える必要があると思います。
また、実践が積み重なったら、報告します。