学びの真似び(まねび) 「学び続ける人」になるために(教育と受験と勉強法)

学習の仕方に困ったことはありませんか?ここでは、「真似び=学び」という形で、さまざまな学習方法へのアドバイスをしていきます。学習の仕方に悩んだら、受験勉強で行き詰まったら、ぜひ訪れてみてください。効果的な学習方法を知って、学び続ける人を目指しましょう!

共通テスト第二日程と私大、二次試験に向けて「入試の復習」を!

なんとか共通テストの第一日程が終了しました。私大、二次試験に向けて共通テスト第二日程の話をしておきたいと思います。

今年の共通テストも終わりました…と書きたいところですが、今年に関しては「第二日程」というものが存在します。

もう一回、共通テストがあるわけですね。

来年の受験生にとっては、過去問題が、第一日程、第二日程、特例追試と3回分手に入ることになります。

おそらく第二日程も問題や解答が公表されるでしょうから、今年は、もう一度、問題を解いて分析しなければなりません。

共通試験は終わった…というところですが、今日はこの第二日程を活用する話を書いていきます。

共通テストが終わって、出願作戦へ。

共通テストが終わって、リサーチをかけ、その結果をみながら、国公立への出願を行う…。

これが今みなさんのおかれた状況ですね。

私大にしぼっているとするなら、共通テスト利用の判定だけ見て、そして私大の準備、あるいは私大の併願校を間引いたり、増やしたり…なんていう時期です。

そのあたりは前回に大体まとめました。

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今年ならではの特殊な状況が、第二日程がある…ということです。

各予備校がリサーチをどのようにまとめるのか不透明なところがありますが、例年だと、今週中にはデータ分析が報告され、それをもとに各校で指導がなされ、出願に向かう…ということになるんですが、今年に関しては今週中のデータには、第二日程の生徒の分が含まれていない…ということが起こるわけです。

もともと第二日程で受けるはずの受験生数はある程度反映してデータが出て来ると思いますが、この緊急事態宣言下で、どれほどの生徒が体調不良や濃厚接触者などで第二日程に回ったかがデータに反映されるかはやや未知数のところがあります。

また、もしかしたら、ですが、学校に登校してデータリサーチをすることを避ける…という発想も生まれているかもしれません。例年より集まるデータが少なくなる可能性もありそうです。

というわけで、例年より、「やや」ではありますが、データのブレが出るかもしれません。おそらく誤差の範囲で、あまり気にするような状況ではないかと思いますが…。

神経質というか、データに対して正確でありたい…という人は、出願締め切り直前の2月に入るあたりで、補正をかけてくる必要があるんですが、31日に入試が終わってリサーチデータ集めて、補正をかけて、それを見て出願…というのはどう考えても間に合いそうにありません。

したがって、第一日程のみのデータで見ていくしかないのかな…というのが今のところの状況です。

共通テストを受けて自分の現状はどうなのか?第二日程に向けてもう一度仕切り直し!

さて、今日の本題はこちら。

共通テストの結果が順調で、ある程度手ごたえがあった人は、これから、私大や二次試験対策に向かうわけですね。

ところが失敗した人、思うようにとれなかった人は、この2週間でしっかり復習する必要があります。

たとえば、ある特定分野の苦手が露呈したとしましょう。

世界史の近代であるとか、物理の電気であるとか、日本史の文化史であるとか…。

ある特定分野の苦手が発覚したら、その科目を私大や二次でも使うなら、復習することが必須になります。数学や理科の特定分野を復習する時間がなかったとしても、例題とか基礎問題とかを最低限教科書レベルで復習するぐらいはできるはずですね。

もちろん、全体に渡る苦手項目が発覚した可能性もあるでしょう。

英単語であるとか、古典文法であるとか、漢文句法であるとか、漢字であるとかです。

こういう場合は、まず重要なのが、共通テストそのものの復習をしっかりすることです。

ついつい終わったこととしてしまいがちですが、できてないならば、まずその穴をふさぐこと。そのためには、共通テストの問題の解説をしてもらって、最低限、その問題を解くのに必要な知識を入れ、できれば(といってもここまでしないといけないけど)その穴の周辺全体をふさいでほしい。

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模試と一緒です。

あれだけ「受けるだけでは意味がない」なんて言われてきましたよね?ここがチャンス。

これ、これから始まる私大入試も一緒です。

解いてきたら、できるだけ復習する。できるだけ自力で頑張ることが利用。自力でがんばるということは、持っている「参考書」「問題集」「解説」などにたどりつけるから。どうしてもだめなら、先生の力を借りる。

できなかったところを最後までつめる。だから、学力が伸びるんです。最後まで。

現役生は最後の最後まで伸びます。でも、それは最後の最後までつめているから。真剣に解いて、忘れないうちに復習する…。学力が上がる条件です。

というわけで国語はこちら。

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もちろん、共通テストだけでもう私大や二次でつかわない科目や、ある程度目標点がとれている人などは、やらなくてもいいくらいかもしれません。

しかし、目標点がとれていないなら、やらないと伸びないですよ。

で、第二日程ってそういう意味では使えないですか?

失敗したとするなら、あと2週間つめきってみる。そして、第二日程の問題をたとえば一日遅れでやってみる。もちろん、私大、二次で使う科目、場合によってはその中で失敗した科目だけでもいい。

それでできれば、改善しているわけで、私大に向けて自信にもなりますよね?

というわけで、今年ならではですが、第二日程をもう一度受けるつもりで、つめこんでみましょう。意味がないかもしれないけど、その意気込みが私大や二次につながるはずです。

現段階結果は気にしない!平均点集計が出始めてから今後を考えよう!

最後になりますが、まだリサーチもかえってこない段階の平均点はあまり気にするのはやめましょう。

平均点が上がったのか下がったのか。それもセンターに比べてどうなのか、各社が予想していた得点率に比べてどうなのか。上位大学、中位大学それぞれでどうなるのか…。

今、あまり考えても仕方ありません。

みんなが悪ければ多少悪くても大丈夫。とれていてもみんながとれていればダメかもしれない。

とにかく、まずはリサーチを待ちましょう。

ね、やることなくなるでしょ?

というわけで、少なくともリサーチかえってくるまでも、共通テストの復習しません?捨てないで。つめきりましょう!

成功した人は、どんどん私大や二次対策でいいけど、失敗した人はまず失敗したところを見つめ、そしてそのために第二日程使ってみませんか?