2019年がやってきまして、あっという間にセンター試験から受験の幕があがります。センター試験直前に最後に確認すべきことをリストにしてみました。
いよいよセンター試験ですね。ここまですでに、センターの準備についてはだいぶ言及してきました。
すでに、当日を意識した注意を書いてきましたので、まずは上のふたつをしっかり読んでください。その上で、センター直前の注意をまとめてリストにしましたので、最終確認に役立ててください。
センター利用の出願
まず忘れてはいけないのはセンター利用の出願です。
私立大学のセンター利用試験の出願締め切りは、大学それぞれ。したがって、自分が願書できちんと調べていくしかありません。
大きく分けると、
- センター試験実施前に出願が締め切られる大学
- センター試験の結果を見てから出願ができる大学
のふたつに分けられます。厳密に言えば、この間の大学、つまり、
- センター試験が終わってから締め切りがあるけれど、データリーサーチの結果返却が待てない大学
というのも存在しています。
まずは、自分が出願しようと思っている大学の出願締め切りをきちんと調べて、
- 事前に出さないといけないのか
- 結果を見てから出せるのか
- その場合、結果返却を待てるのか
などを大学ごとに確認しておきましょう。
会場へのアクセスの確認
さんざん言われることですが、試験会場の確認とアクセスの確認をしておきましょう。特に首都圏では、同じ高校に通っていても、社会や理科の科目数などで、別会場になるケースも生まれています。なんとなく友達と同じ会場だと思い込まずに、しっかり調べておきましょう。
本校の例でいうと、違う電車に乗って、逆方向に行ってしまって、慌ててタクシーで会場にかけつけた、というような話もあります。
その判断力は素晴らしいですが、そもそも間違ってはいけませんよね?
それから、万が一雪の時ですが、雪だからこそ、基本的には公共の交通機関を使いましょう。センター試験の場合、会場にたどりつけない受験生がある程度出れば、必ず対応してくれるはずです。一番怖いのは、車で動いて、自分だけがたどりつけなくなること。車で行くな、とは言いませんが、万が一の対応がとれる、つまり、渋滞になったり、事故に巻き込まれたとしても、電車に動いても間に合う時間設定で動きましょう。
当日の服装
基本的に制服で行く必要はまったくありません。誰もそんなのチェックしてませんよ。私が入試で制服でいくべきだと思うのは、
「面接がある人」だけ。
そうでない人は、とにかく、温度調節がしやすい服装重視です。当日の会場は暑いことも考えられますから、寒い心配だけでなく、暑くなっても平気なようにしましょう。
注意書きにある、「地図」や「英語」はかなり厳しくみるようですので、注意しておきましょう。
当日の持ち物
当日の持ち物の確認です。基本は「受験上の注意」をしっかり読みましょう。
机の上に出せるもの
机の上に出せるのは、鉛筆、鉛筆削りです。シャーペンは、計算用、下書き用として認められている関係で、シャーペンの芯は出せません。
シャーペンでマークカードを塗って注意された、という話は聞いたことがありませんが、シャーペンの芯が出せないことはルール。
くれぐれもしっかりと確認して、バックアップ用としてでもいいですから、鉛筆、鉛筆削りは用意しておきましょう。
当日必要となるもの
一番、考えた方がよいのは、「間食」と「飲み物」です。当日、買いに行ける場所があるとは限りませんし、あったとしても、休み時間に買いに行けるとも限りません。飲み物や間食はしっかりもっていきましょう。
すでに言及していますが、初日の午後、国語、英語、リスニングはとにかく長いです。国語のあとから、どのように間食をとるかはしっかり考えておきましょう。
次に考えてほしいのは、勉強道具。休み時間に何をするのか決めておかないと、とにかく不安になるだけです。
これもすでに書きましたが、できる所を確認するぐらいのつもりで、何をもっていくか決めておきましょう。
試験の時の注意
さて、試験の確認です。
第一解答科目
社会・理科を2科目受験する場合、第一解答科目指定の大学があるかどうかはしっかり確認しましょう。
これも各大学の要項がすべて。第一解答科目指定が1校でもある場合、それを先に受験するしかありません。しっかり確認しましょう。特に、文系が世界史・日本史を先に受験しなければいけないケースが多いはず。
理系は、物理からでも化学からでも、たいていは大丈夫で、要は先に受けた方を採用するというだけですが、文系の場合、日本史・世界史を先に受けないと、つまり、倫理・政経を先にやった瞬間に、私立では受験科目を受験していない、という扱いになるケースがありますので、しっかり確認しましょう。
2科目受験か1科目受験か
これもしつこく注意がされていると思いますが、2科目受験で申し込んだ場合、勝手に1科目にはできません。
2科目が連続した試験とみなされていますので、1科目受験の時間に行くと、開始二十分を過ぎているために、1科目も受験することができなくなります。まずは、自分が2科目で申し込んだかどうか確認すること。
2科目で申し込んでいたら、必ず2科目受験の開始時間から行き、1科目目に必要な科目を受験して、2時間目に試験室でひたすら終わるのを待つしかありません。勝手に1科目にはできませんから、注意してください。
自己採点をするために
とにかく自己採点をきちんとする必要があります。選んだものを数字で書く、最後に選んだものを下にマークするなど工夫が必要です。
一問ずれるだけで、判定がだいぶ変わります。これもやり方は一度書きましたので、しっかり確認しておきましょう。
マークミスなどをなくすために
問題が配られたら、まずは、「自分の問題のページ数を確認すること」。
特に注意が必要なのは、
- 数学=本番だけ、ⅠとⅠA、ⅡとⅡBの2題
- 地歴=本番は世界史Aと世界史Bなど同一科目2題
次に、本番は余白をたっぷりとるので、最終ページの確認。
そして、最後のマーク番号を理解し、マークカードに、うすく印をつけるなどして、最悪の状態をふせぎましょう。
メンタルの注意点
最後にメンタルの注意点です。
1日目に自己採点をするかどうか?
できれば、自己採点をしない方がよいです。実際には、平均点が極端に低かったり、逆に高かったりするわけですから、自己採点をしたところで、成功したか失敗したかはわからないわけです。
それに終わったことはどうしようもないわけですから、できればしない方がいいと思います。
ただ、いつまでもくよくよして気になって次のことが手につかないぐらいなら、してしまうしかありません。
でも、悪かったとしても、2日目の科目をがんばる以外手はない。だから、悪くて落ち込むぐらいならしない方がまし。
しっかり心に決めてのぞみましょう。
難しいときはみんな難しい!得点調整の例もある!
実際に私がセンターを受けたときの話ですが、生物が普通は80%ぐらいとれて当たり前なのに60%で終わってしまいました。何が起こったかというと、平均点が40点ぐらいになっていたんですね。
この年は結局得点調整というものが入りまして、実際は70点オーバーに修正されました。それ以来、これはルールとして決まっていて、差がつけば得点調整が入ります。これは逆にいえば、簡単すぎれば、点数は落とされないまでも、他科目の人の得点があがる、という形で、結局は差が小さくなるようにできています。
得点調整が入らないまでも、平均点があがれば、目標点でも合格しないこともありますし、逆に平均点が下がれば、目標点に届かなくても合格ラインを越えることもあるでしょう。
ですから、とにかく結果が出るまでは、自己採点の結果でさえもあまり意味がないのです。
したがって、ちょっとした出来不出来を気にするのはやめましょう。
「難しければ、みんな難しい」
このぐらいの気持ちを持っていることが大事です。
試験が終わったら
さて、試験が終わったらどうするのか、ですね。
まずはしっかり自己採点
2日目の試験が終わったら、まずはしっかり自己採点。
ここを間違っては出願に影響しますから、おちついて自己採点しましょう。
国立大学はまとめて出願!前期に合格したら、「入学する」か「捨てる」か。捨てないと後期は受験できない。
そして、そのあと出願校を検討します。
出願校の検討方法については、次回にまとめますが、受験前にもう一度確認してほしいことは、前期・後期のふたつの合格はとれないということ。
後期を受験するためには、
- 前期不合格
- 前期合格のあと辞退=手続きをしない
のどちらかしかありません。
つまり、前期を滑り止めにして確保し、後期の受験はできない、ということですね。
当たり前のようですが、しっかりと把握しておいてください。
以上で、センター試験前、センターについての話は終わりです。今日書いたことのいくつかは、すでに結構書き込んでいますから、合わせて読んでおいてください。
www.manebi.tokyowww.manebi.tokyoこのあと、センター試験が終わったあとに、出願を含めた、センター後に注意することや、やるべきことを書く予定です。
でも、センター試験前は、これが最後。
まずはセンターの健闘を祈ります。まずは、最後まであがきましょうね。