学びの真似び(まねび) 「学び続ける人」になるために(教育と受験と勉強法)

学習の仕方に困ったことはありませんか?ここでは、「真似び=学び」という形で、さまざまな学習方法へのアドバイスをしていきます。学習の仕方に悩んだら、受験勉強で行き詰まったら、ぜひ訪れてみてください。効果的な学習方法を知って、学び続ける人を目指しましょう!

ここまでの休校期間中のZoomによる授業実践~これからのオンライン授業

いよいよ緊急事態宣言が出され、しばらく登校がなくなりました。というわけで、実際のオンライン授業の実践をしての覚え書きです。

本当に、緊急事態宣言が出されました。3月後半にうすうす感じ取って、その準備をすすめてきました。

www.manebi.tokyo

地域差もあると思いますが、いつ自分たちの地域が同じ状況になるとも限りません。というわけで、ここまでやってみた実践と課題を報告しておきたいと思います。

 

オンライン授業をいつまで、続ける必要があるのか?そもそも必要なのか?

そもそもオンライン授業がいるのかって話ですよね。

当然、まず学校ができているところはいらないでしょう。でも、学校が休みになったとするなら…。

3月の休校は、実質授業そのもので言えば1週か2週かの話でした。今回だって、本当は今週末ぐらいから本当の授業でしたし、ゴールデンウィークもありますから、授業期間としては2週間ぐらいの話です。

このぐらいでいいなら、そりゃ、この間みたいに、

  • 指示をする。
  • 課題を出す。
  • オンラインのコンテンツを紹介する

などでよかったわけです。

しかし、本当に5月に学校は始まるのか?

始まったとして、普通に授業時間が確保できるのか?電車通学だとすると、時差登校、分散登校、短縮授業になるのではないかのか?

感染者がふたたび増えたとき、また休校になったりしないのか?

自分の学校に感染者が出たりしたらどうなるのか?

つまり、完全に収まらない限り、少なくとも普通に授業をできる可能性は限りなく低い。対応が早いのは大学で、たぶん短く見て夏ぐらいまであきらめているはずです。

そういう判断ができるのは、オンライン授業の仕組みがあるからで。

逆説的に、ぼくらはオンラインなんてやったことないから、「できない」「課題」って言っているけれど、夏まで授業がなくなって、そして、たとえば、今の高1や高2の受験までには収束するとすれば、この3ヶ月とか、場合によっては半年、一年とか、自習にして、学校始まってから続きをやるなんていうことは、とてもできません。

普通に学校ができる地域もあるかもしれないし。

だから、私は、4月から、授業をカリキュラム通り進めることを考えています。

 

どんな形で「授業」を実現するのか?

参考書だけで、指示して学習できるならいいのですが、やはりとっかかりとして、授業が必要になるとすると、いくつかの手が考えられます。

  • 既存の授業型のコンテンツを探し、明確に指示する。
  • 自分で授業コンテンツを作成し、配信する。

このどちらかですね。

前者は、Youtubeから始まって、有料のコンテンツや無料で配信されたコンテンツを、たとえば、「今日の3時間目に見なさい」と指示をして、で課題と連動させるというような手法だと思います。

後者は、要は配信です。Youtube使うか、Zoom使うか。作る作業としては、ビデオで撮影するか、Zoomで記録するか、パワポで録画するか。

こういうのをグーグルクラスルームと組み合わせて、課題とか資料とか配信しつつ、URL示していけばある程度コントロールできると思います。

 

前提として、Web環境が必須

いずれにしたところで、Web環境は必須です。子どものスマホのコントロールが問題になる時代ですから、意外と大部分がクリアできているはずです。

しかし、それでもこぼれる子どもたちがいる。

だから、それこそ経済支援の前に、なんとかすべきです。デバイスの貸し出し、wifi環境の提供は必須。

絶対やれるはず。

もしかしたら、4月で終わると思っているのかもしれないし、あるいはまだ手が回っていないのかもしれないけれど、もし、行政の人が、「実は長期戦で、ちょくちょく休校お願いするよね」と心のどこかで思っているなら早く打ち出してほしい。

絶対です。

教育関係者は、オンライン授業の覚悟がないから、言ってないのかもしれないけれど、考えてみてください。夏まで学校があかない。

いいんですか?絶対支援が必要です。オンラインでやるしかない。

そして、手法を共有して、コンテンツを共有して、なんとか学びの場を、学校として、クラスとして作りましょう。

今までのように、自習ではだめ。生徒に選ばせるだけではダメ。課題で提出ではダメです。それでいいなら、学校はいらなくなってしまいます。

授業を通して、それは主体的な学びであっても、自分で学ぶものを選択するにしても、やっぱりその場をオンラインで作るべきです。

心ある人で、協力して声をあげましょう。

 

Zoomの実践で気づいたこと~タブレット系の方が使いやすい?

最終的にコンテンツをYoutubeにあげるにしても、やってみての感想はZoomは楽です。数学なんかはホワイトボードとか黒板に書いていくのをビデオでとるっていうのもありかもしれませんが、国語の私からすると、Zoomは楽。

1人でも授業やって録画すればいい。

ホワイトボードも使えるし、PDFでテキストも見せられるし、パワポ作っておけばそれも使えます。アニメにして。

パワポ使って音声吹き込むっていうのにしても、いろんなものを行き来すること考えれば、Zoomで録画するっていう考え方もあります。

とにかくZoomがいい。オンラインで私は、ライブで授業するべきだと思います。でもそうじゃなくて、たとえばセキュリティが心配とかYoutubeの方が何度も見られる、好きなときに見られるとかあったとしても、本当に学校動かすとなると、ビデオを編集するなんてやってられません。だったら、最初からZoomでとることをおすすめします。

で、今、私はカメラをつないで、ZoomをノートPCでやっています。

ところが、パワポとかPDFとかに書きたくてしょうがない。Zoomのホワイトボードも使いたいけど、マウスではしんどい。だから、100均で手書きのホワイトボード持ってきて併用してます。

でも、考えてみたら、タブレット型の奴なら、そのまま画面にペンで書けるわけで。

今日そこが思いついて、ちょっと新しいの買おうかなと思っています。

そうすると、パワポ、ホワイトボード、手書きボード、PDF、Web、動画と結構アクティブにやれるんじゃないかなと思っています。

ホームルーム、授業、そして自習をさせるにしても、Zoomで共有かけるだけで、プレッシャーになるみたいです。

話が動きますが、たとえば、自宅で模試的なもの、たとえばスタディサポートをやらせるような状況になったとしても、何もなくてもZOOMでつないで、プレッシャーかけときたい。生徒からもリクエストがあるんです。

やっている最中、音声ミュートで映像だけ写しておきたいみたい。流行った「勉強動画」のライブ版ですよね。まして、先生が、何か違う作業していてもつないでいてあげれば、よりよいんじゃないでしょうか。

というわけで、デバイスの提供とwifi環境の提供は必須です。行政の方、政治家の方、よろしくお願いします。

先生方、これをチャンスにして、学校をもっとアクティブに、もっといつでもどこでも学べるものにしていきましょう!!

もしよろしければ、こういうブログのようなコンテンツをうまく活用してください。