学びの真似び(まねび) 「学び続ける人」になるために(教育と受験と勉強法)

学習の仕方に困ったことはありませんか?ここでは、「真似び=学び」という形で、さまざまな学習方法へのアドバイスをしていきます。学習の仕方に悩んだら、受験勉強で行き詰まったら、ぜひ訪れてみてください。効果的な学習方法を知って、学び続ける人を目指しましょう!

共通テスト3年目 結果速報! 全体的に易化傾向 上位大学も高得点者多く激戦必至!

共通テスト3年目は全体的に易化傾向となり全体の傾向が見えました。

とりあえずの速報です。

平均点の速報が流れ出しました。

まもなくみなさんの手元にも結果がくることでしょう。

まだ予備校の分析を見られる状況にありませんが、全体的な傾向を見ておきましょう。

7科目の平均点は20点から30点上昇、昨年と一昨年の中間ぐらい?理科2は得点調整の方向か?

7科目の平均点を見ると、文系で20点強、理系で30点弱の上昇のようです。もちろん、これは予備校集計ですので、大学入試センターの正式発表とはずれることがありますからご承知おきください。それを踏まえて、どの程度の易化だったのかとすると、ちょうど昨年難化した分の半分ぐらいもどした…ということなのでしょうか。

そうなると、ボーダーラインも当然上がっていく…ということになります。

教科ごとの平均点をながめると、昨年易しめだった科目が下がり、難しめだった科目が上がる…というのは大体予想通り動いています。

リーディング、リスニング、世界史などが下がり、数学ⅠA、ⅡB、日本史などが簡単になりました。

問題なのは生物で、昨年でさえ平均点が低めであったにも関わらず、さらに平均点を落とす…という結果になりました。平均点が20点差以上で、かつその理由が問題の難易度であると考えられる場合には得点調整が入ることになっていますが、おそらく得点調整は避けられないのではないでしょうか。

となると、一度出た判定が、得点調整が入ることが決定して、また出し直すという予備校の作業が入ります。文系や生物受験者が少ない大学、学部の受験生は、最初の判定と大きく変わらないと思いますが、農学系、医学系、看護系など生物受験者がある程度いる学部はもう一度そこで見直す必要があります。

また、令和3年度の理科の得点調整の時には、受験生が少ない地学を除く、物理、化学、生物の3科目で得点調整を行っています。つまり、生物だけでなく化学も得点が上がる…というようなことが起こると思いますので、もう少し待てばはっきりしますから、私のあやふやな予想ではなく、正確な情報をつかんでくださいね。

まあ、それにしても、生物は上げる必要があった科目なのに、落としてどうするんだ…という感じです。やっぱり思考力型の問題は、時間もかかるし、頭も使うし、作った人が思うより難しいということのようです。

そういう意味では、私の科目「国語」も予想通り難化のよう。解説を自分で作っていくと、「簡単」というコトバを連呼してしまっているんですが、不思議と解いている時には頭が疲れる。解説すると、「これで決まり」なんだけれど、最初にやった時の印象は、答えには迷わずたどりつけるけど、時間がかかるというか、頭を使うというか。そもそも問題数多いし。そんなことも当たり前だけど平均点に影響するんだなと、つくづく思いました。

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昨年と違って上位者がかなり増えている印象

まだ、細かい分析を聞いていないのでなんとも言えないのですが、東大志望者の分布を見る限り、上位者がかなりとれている印象です。見る限り、平均点の上昇以上に、上位者がいる感じ。まあ、わかりませんけど。印象なんで。

ということは、出来る人は出来る問題にはなっていた…と。国語なんかもさっき書きましたが、問題は確かに簡単なんですよね。迷わないというか。だから、慣れていて、時間配分もしっかりできればとれてしまったと。

というわけで、比較的みんなそのまま出したい印象だろうと思います。

平均点があがると志望校変更をしないで、突っ込む!激戦入試を予想!

さて、すでに書きましたが、平均点があがったということは、事前の目標点をとれた人が多かった…ということです。

しかし、実際にはボーダーラインも当然上がり、判定は残念ながらDになる…なんていうケースが出てくると思います。

不思議なもので、こういう年は受験生はそのまま突っ込む。つまり、判定がよかった人は当然居残り、厳しめになった人も受けたがるという年になります。

そうなった時には、最後の椅子をボーダーライン付近の人で取り合うわけですから、ものすごく激戦になる。もちろん二次力は必要なんですけど、激戦になればなるほど、もともと持っている共通テストの1点がものを言います。

というわけで、逆転ができないわけではないですが、こういう年は難しく、共通テストの結果のままになることが多いんですね。

なので、うまくいったと思っているところ大変申し訳ないけれど、ボーダー下からの逆転は例年より難しいということを念頭において受験先を考えましょう。

もちろん、二次の配点が大きいとか、あなた自身の得意のタイプの問題とか、得意科目の配点とか、いろいろな要素がありますから一概には言えません。でも、水を差すようだけれど、現役志向が強い人は判定が出ている大学に出した方がよい年だとは思います。

もっというと首都圏だと、私立大学との関係もありますから、安易に志望を下げて、結局私大より行きたくない国立…なんていうのでは仕方がない面もあるから難しいんですね、志望校決定は。国公立しか行かない、だったら決めるのは簡単ですが、私大が入ってくると、そのアタリの勝算もふまえて、作戦を考えるわけです。

というわけで速報でした。

また分析見たら書く予定でいます。

 

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