学びの真似び(まねび) 「学び続ける人」になるために(教育と受験と勉強法)

学習の仕方に困ったことはありませんか?ここでは、「真似び=学び」という形で、さまざまな学習方法へのアドバイスをしていきます。学習の仕方に悩んだら、受験勉強で行き詰まったら、ぜひ訪れてみてください。効果的な学習方法を知って、学び続ける人を目指しましょう!

子育てを考える3 イヤイヤ期?トイレトレーニングと歯磨きとシール

子育てシリーズは、自分の子育てを踏まえながら書き進めています。今日はトイレトレーニングと歯磨きをいやがる話です。いわゆる「イヤイヤ期」のお話。

さて、今日は、最近の自分の子育ての大問題。「歯磨きいやなんですけど」という子どもをどうするかっていう話です。シンプルにいえば、イヤイヤ期をどうすればよいか、ということで、それとシールによる達成度管理の話です。

イヤイヤ期って?

そうなんです。うちの子はたぶん、そんなにひどくないんですけど、イヤイヤ期のようです。どうも、うちの子の場合は理不尽なものでなく、理由に裏付けられていはいるようですが、嫌なもの嫌!というのは何も変わらないと思います。

ネットとか雑誌とかで見ていたのは、「本当にどうすることもできない」みたいなのを読んでいて、「すくすく子育て」観ていたときも、そういう映像見て、「これは大変だ」と思ったんですが、そこまでひどくはない、と見ています。

 

うちの子は大きくわけると3つか4つぐらいでしょうか?

一つ目は、「ジュース飲みたい!」「チョコ食べたい!」「ごはんはイヤ!」的なパターン。とにかく、今、それをしたい。後じゃだめ。「ごはん食べてからにしよう」といってもダメ。これがひとつのパターンですね。

二つ目は、「遊びたい」「おふろに入りたい」「ばばのところに行きたい」といった遊びたいパターン。さっきまでおふろに入りたくない!寝るっていってベッドに来てひとしきり遊んで寝そうになったら、突然「おふろ!」といいだすパターン。遊んでいるのをやめたくない、というのもこのパターンかな。うちの子はおふろは遊び場だと思っているらしく、入りたくないはあまりないので、おふろもここのパターンのひとつですね。

三つ目は、これじゃないといやだ!パターン。洋服がこれじゃないとダメ、靴がこれじゃないとダメ…。寒いんだからっていっても、半袖選んで聞かないとか。お母さんじゃないと嫌だ、っていうのも、ここに入りますかね。弟に取られたら、すぐ取り返そうとしますからね。これもお父さんじゃだめ、ですね。そういえば、物がほしいパターンも最近増えてきた気がする。「買って~」のやつですね。

最後に、うちの子の場合は特に「歯磨き」なんですけど、嫌なものは嫌パターン。嫌い、嫌。だから、やらない。やりたくない。食べない。こんな感じ…

…書き出したら、意外といろいろあるなあ、と思いました。おくさんはこれにつきあうんだから大変だ。(育休中なので。)

でも、こうやって書いてみるとわかりますが、基本的には「自己主張」ですよね。だから、これは大変のぞましいことで、なかったら大変だぐらいのことです。

でも、あいつ、何をしてでも、言うこと聞いてもらうぞ、ぐらいの意志がありますから、要は泣き叫ぶ、あばれるってことですけど、だから、親たちの苦労は絶えないわけですね。

切り抜けた方、ご苦労さまでした。

これからの方、大変ですからね。

そして真っ最中の方、おたがいがんばりましょう。

 

子どもは経験を重ねていく~切り抜け方の問題

さて、これ、どうやって切り抜けるかっていうことです。

教員やってたり、スイミングでアルバイトしてすっごい小さい子教えた経験なんかからすると、子どもってあざとく見てるんですよね。そして、その様子を見てきちんと弱いところをついていく。そして、うまくいった経験、失敗した経験を積み重ねて、次に生かしていく…。

本当に、こどもたちは学ぶ力を持っています。だから、教育なんてこれを最大限に生かすのが大事なんだっていうこのブログのコンセプトはおいておいて、イヤイヤ期です。

要は、要求通すためにごねてたり、見ていてほしくてごねていたりするわけですが、逆に言えば、何かをして要求通すと学ぶ、ということですね。

たとえば、うちの子の場合、

「チョコ」と「アイス」は私にする要求です。「ジュース」もね。お母さんにとりあえず言いますが、たいていは「ダメ」。そうなるとこっちです。だって、私の方があげますからね。彼女の成功体験として、私は「アイス」「チョコ」「ジュース」をくれる人なんです。ちなみに買うのは、あんまりしてません。買物一緒に行けないから。だから、必ずしも私に「買って」ではなく、それは母親、父親両方に同じように要求してます。

でも、家にあるものをあげちゃうのが「私」。だから、食べたいときは、すぐ「私」。

学んでますよね?

ちなみに、彼女の要求方法は、「泣く」。一般的な方法です。とにかく「泣く」。でも、特に最近思うんですけど、嘘泣きというか、涙は流れるんですけど、こっちの様子を見て泣いているのがわかります。「泣くぞ。泣いたら困るだろ。ほら、チョコ頂戴。そしたら泣かないよ」って意識が見え隠れしてます。

ここで、要求をのめばのむほど、次回泣く。「泣いてたらあげないからね」というのが私のせめてもの抵抗ですが、これさえ、「泣いてから、泣き止めばもらえるよね」という成功体験として積み重なっている気がします。…くそう。

このぐらい、子どものというか、人間の学ぶ力というのはすごいんですね。

 

要求を通さない。でも、無視もしない。…これが難しい。

というわけで、泣いてるのに負けてはいけません。私は結構負けてるけど。

子どもは本当にすごいから、たとえば、「これ買って~」と店の中でだだをこねるとすると、それを困っている、周りを気にしている親の様子を見て、「これはいける」と察しているふしがあります。

で、ここで買ってしまえば、味をしめるわけで、繰り返される。

といって、無視をしたり、放っといたりするのは、親としてもやりにくいし、また、子どもにとってもよくないと思います。だって、かまってほしいんだから。つきあってやるしかない。

私はうまくいかないですけど、気をつけているとしたら、ひとつは気をそらす。たとえば、私からすると「泣いているからこそ、おかしを買ったら、こいつは味をしめる。だから、おかしは絶対買わない!」と決めるんです。

で、次に気をそらすよう、ほかのおもしろいもの見せたり、いろんなことにチャレンジする…それでもだめだったら、別の買いたくなるようなものに移っちゃいます。

ひどい作戦でしょ?

でも、それでも「泣かれて買う」ではなく、

「こちらが違うものを提案する」「それをほしがる」「買う」という流れなら、「泣いた」ことは失敗に終わっているわけで、ましではないかと。これを奥さんは甘いというわけですね。

まあ、もちろん、泣いてるのをがんばってひっぱがして泣いていたら、怒らないで、その分、抱っこしてよしよししてやる、というのが本当の正解だとは思います。

 

うちの子で手こずっているのは「歯磨き」

うちの子が手こずっているのは、何と言っても歯磨きです。これが大変。といっても、「おとはイヤ」という彼女の主張のおかげで、私の役割はせいぜい泣き叫ぶ彼女の足や手をおさえるぐらい。

といってもたいていは、そうやっている間は、歯磨きはできず、最後にお母さんが「もう知らない」と怒って去っていき、それを彼女が追いかけて「ごめんなさい。歯磨きちゃんとする」と泣きつきにいく…というのが毎日の日課でした。

その間、ボーっとしていれば私も起こられる。これはなんとかしなければ、というのが、うちの最大の問題。

他のイヤイヤはなんとか切り抜けてきている気がします。

シールでトイレトレーニングと歯磨きに取り組む

そんな中、この間、なんとかしようと思って手を広げたのがシールでした。最近は、こんなものまであるのか、と思いましたが、ごほうびシールがあるんですね。

最初に買ったのがこれ。

もともとはトイレトレーニングに使っていました。トイレでするたんびにシールって感じです。

すごいんです。

台紙があって、全部貼っていくと、ゴールにたどりついて。目標も書けて。裏が表彰状になっていて、そこにあるきらきらシールまであるんです。

要は、イヤイヤ期っていうのは自己主張ですから、自分でしたいって思うかどうかがポイントなわけで、この程度のご褒美なら「モノのためにやっている」というより、「行為をほめてもらえる」ということになるんじゃないかな、と思うわけです。

彼女自身が、自分へのご褒美をあげている感じですね。

気をそらして別のものを約束して買う作戦

この経験があったものですから、ちょうどこのアンパンマンのごほうびシールがなくなったところで、アカチャンホンポに買いにいったわけですね。

案の定、最初のアンパンマンのパン屋さんにつかまります。これがほしいと主張します。一応、彼女の名誉のためにいっておくと、このあとも、いろんなお店やそのほかで見るたびに「これがほしいな」といっていますから、目についたものを欲しがっているわけではなさそうです。

でも、そんなものほいほいと買うわけにもいきませんから、「じゃあ、シール買いに行こう」作戦で、シールコーナーに移りました。

彼女はもちろん、アンパンマンは好きなんですが、今は、ディズニーとかジブリとかにも興味がうつってきておりまして、ディズニーは最初は、ソフィアだったんですが、ニモとドリーも大好きで、そして今はお姫様ブーム。ソフィアの人魚のおともだちが大好きで、一回も映画をみたことないんですが、アリエルが大好きなんですね。

で、ここにいったら、ソフィアのごほうびシールと、アリエルをふくめたプリンセスのごほうびシールの二種類が。

彼女は、これも迷うことなくマイブーム、アリエルが入ったプリンセスを選んでご満悦です。

でも、ああいう誘惑の宝庫みたいなところでは、また別のほしいものが出てしまうわけで、なんとなくシールの達成感を得るやり方に自信を持っている私は、それをいなすときに、「じゃあ、ソフィアも買っちゃおうぜ」という悪魔のささやきをして、奥さんに怒られながら、ふたつともシールをゲットしました。

歯磨きもごほうびシールが功を奏して…

ディズニーのやつは、書いてあるんですけど、手帳なんです。もちろん、切り離せますが、手帳なんで、裏にもシールを貼ります。アンパンマンみたいに表彰状にはならないです。

でも、これがけがの功名でふたつ買ってよかったことになりました。ひとつはトイレ用に、貼っていくわけですね。今まで通りトイレです。

でも、歯磨き混ぜるとごちゃごちゃします。だから、もう一冊はベッドに持って行って手帳のまま、貼るんです。

トイレはプリンセス(当然、今はアリエルが台紙です。)、ベッドにはソフィア。

これで、少しだけ、歯磨きが楽になりました。

でも、まだまだ手こずっています。そんなとき、目にしたのが、救世主「ペチャット」なんですが、これは次の話にします。

www.manebi.tokyo

というわけで、こども自身が、自分のやったことをほめるかのようにシールを貼っていくっていい流れだと思います。

自分が教員だからかもしれませんが、このシール作戦は見つけたらうまくいく確信みたいなのがありました。もし、試していない方はやってみてくださいね。

そして、大きくなっても、これに近い作戦を使っていくことはとても大事。モノがごほうびになるのでなく、自分が自分をほめること自体、やりおえたっていう実感を作ってあげることが大事なんですね。