学びの真似び(まねび) 「学び続ける人」になるために(教育と受験と勉強法)

学習の仕方に困ったことはありませんか?ここでは、「真似び=学び」という形で、さまざまな学習方法へのアドバイスをしていきます。学習の仕方に悩んだら、受験勉強で行き詰まったら、ぜひ訪れてみてください。効果的な学習方法を知って、学び続ける人を目指しましょう!

10のノートの工夫8~10 成績をあげる・合格のためのノート作り・ノート術 ノートとテキストを連動させよう!

新学期にふさわしくノート作りの工夫についてまとめてきました。ノートの工夫としては3回目、全体としては4回目になっております。今日がとりあえずの最後の予定で、余白や忘れがちなノートの工夫についてまとめます。

ここまでノート作りについてまとめてきました。

前提として、「授業ノート」「まとめノート」「演習ノート」という3種類のノートと、3年間使うノートを作る話。

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ノートの工夫、一回目は1~4で、自分なりに工夫してノートを作ろうという話。

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で、2回目が、5~7で大事なことは、むしろ復習したいことだよという話。

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そして、今日がラストの8~10となります。今日は基本的には「余白」の話とその他の教材を結びつける話になります。

 

ノートの工夫8 教科書や参考書、単語集とページを連動させる。

「3年間使うノート」というようなイメージを話してきました。

でも、たとえば、古典や英語のような本文の解説を「授業ノート」にまとめていくような場合、演習ノート、つまり訳そのものと、まとめノート、単語や文法などの注意事項を記しておく部分とが混在する形になります。

で、演習ノートの訳そのものを学年が変わってからも何度も確認するというのは、受験勉強として効率がよいとはいえないでしょう。かといって、そのノートを使い捨てるというのは、そのノートに含まれるまとめノートの部分をどんと捨ててしまうようなことになります。

これを防ぐよい手は、教科書や参考書、単語集などと、単元やページを連動させることです。

できれば、両面やっておくといいですね。

たとえば、先生が文法の説明をしたとします。仮に先生が参考書を使っていなかったとしても、それが持っている参考書の何ページの説明かを必ず調べます。そして、ノートに、そのページ数を書いておきます。

そうすれば定期試験の勉強の時に、参考書のどこをやり直せばいいかわかります。

逆に参考書には、何年生のどの単元でその説明があったか書いておきます。受験勉強をするときには、参考書を使いますよね?その時に、ノートのどこを探せば復習できるかわかるようにするわけですね。

単語集なんかも連動させておくと、何回もでてきた単語とかがわかりますから、頻度のチェックにもなります。

社会、特に歴史あたりだと、必ず、教科書や資料集とセットにしておくと、その場の勉強としてもすごく有効ですし、復習するときにわかりやすくなります。

これだけでも、まとめノートをわざわざ作らなくても、ノートが3年間使えるものになる可能性がでてきます。

 

ノートの工夫9 余白はたっぷりとる~ノートで復習したり、書き足したりすることを前提にする。

 ノートの余白はとにかくたっぷりとっておくことが重要です。

たとえば、本文をひたすら写しておくとすると、用意しておく必要があるのは、本来、「訳を書く場所」と「まとめノート」とさらに「強調するポイント」ですね。

たとえば、

1行の本文に対して、1行のスペースがあれば、そこに訳が記入できます。

でも、可能性としては、次のところまで広がります。

  1. 自分が何も見ないで作った訳。 1行
  2. 自分が辞書を引いて作った訳。 1行
  3. 先生が授業で説明してくれた訳。 1行
  4. 「復習!」とか「苦手!」とか書き込む部分 1行
  5. その他、まとめ的に書く部分 数行分

こんな感じです。つまり、本文1行に対して、最低で5行の空きスペースが必要であることがわかります。

もちろん、1の自分が何も見ないで訳を作れてしまうと、全部「空き」ですし、そもそも訳せるとするなら、1行も書く必要がない、という可能性もありますね。

でも、5行の空きスペースがあっていいわけです。

たとえば、本文の直後に訳を作る場合、

1行に対して

「自分の訳」「辞書を引いた訳」「先生が作る訳」「メモできる行」の最低4行をあけることになります。

そのほかに、「まとめ部分」を書ける場所を作ることになりますね。

あるいは、本文の、開いた反対側のページに、訳をまとめて書くとするなら、訳のところが、「自分の訳」「辞書を引いた訳」「先生が作る訳」「メモできる行」の最低4行をあけることになりますから、本文自体も4行おきにかくことになり、さらに「余白」が増えていきます。

本文、訳、本文、訳…というように作るか、左にまとめて本文、右にまとめて訳、と作るかということです。後の方が余白が倍になります。

でも、復習することを考えるなら、後の方がよくないですか?だって、「思い出すこと」をするには、本文だけを見て、ノートに書いたことを再現しないといけないわけだから。

じゃあ、復習を考えて、余白が増えても、本文と訳を切り離すとするなら、さらに進化させて図のようなパターンが考えられます。

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ノートの作り方を変えてみよう!

違い、わかります?

本文と訳の位置が入れ替わっていますが、何が違うかというと、ページをめくったら、訳が現れる形にしたわけですね。

左のノートの、訳0、まとめ0、まとめ0は前の部分です。今回は実は青の本文①だけ。それをめくると、訳①、まとめ①、まとめ①があらわれる。で、次の本文②があって、めくると…という感じ。同じノートでも、書くところを変えるだけで、復習のときに「目を切る」という動作が生まれています。

自分なりの工夫を考えると楽しいですよ。

 

ノートの工夫10 取り組んだ年月日や問題に費やした時間などを記録する~連動とタイムプレッシャー

さて、最後になりますが、日付や時間を記入することが大事です。

まず、日付についてですが、これは今回の参考書の連動につながる話ですが、日付をいれておくことで、さまざまなものが推測できます。たとえば、定期試験の問題を確認するとか、「確かいつごろやった」とかそういうあいまいな記憶から、復習すべき場所が連動して思い出せる可能性がでてきます。

また、1時間の授業でどのくらい進んだかがわかれば、その単元を復習するのに必要な時間もなんとなく検討がつくことになりますね。ノートでは少しであっても、何時間もかかって進んでいるとすれば、そこに必要な復習や問題演習など、もしかしたら、通り抜けるのに、もっと必要なことがあるのかもしれません。

問題に取り組んだ時間、ノートに書くことについては、「タイムプレッシャー」です。

タイムプレッシャーとは、

  • 一定時間でより多くやること。
  • 一定量をできるだけ速くやること。

を目標に、時間をはかることで、集中力を増すテクニックです。

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こうしたことの第一歩は「記録」すること。

記録をきちんとしていけば、おのずと「多く」とか「速く」とか、意識されはじめます。逆にいうなら、記録されない限り、集中力など高まるきっかけができません。それこそ「やる気」に頼るだけ。

特に演習系の科目、数学、物理だけでなく、英語や古典の本文訳などは、こうしたことで時間をはかるのがいいですし、社会のマインドマップ作りや三分間作文、現代文の音読や3分間作文での要約など、必ず「記録」するようにしていきましょう。

というわけで、キッチンタイマーやストップウォッチは必須アイテムですよ。

 以上でノートの工夫1~10が終わりです。

 

ノートの作り方についてのおすすめ本

「勉強が楽しくなるノート術」は自信を持っておすすめします。マインドマップの学習を始めるならこれが一番ですし、マインドマップの書き方はぜひ高校卒業までに身につけてほしいですね。

ただ、この本は「マインドマップ」でノートを書く前提ですので、決して一般的なノート術の本ではありません。

「東大合格生のノートはどうして美しいのか?」「東大合格生の秘密の勝負ノート」のシリーズは、一時期ものすごく流行りましたね。正直いうと、いろいろな人が、ノートの作り方を工夫することで、学習方法が変わっている、ということにつきます。

もっというなら、「写す」だけじゃないよね、課題を解決するんだよねっていうことです。いろいろなやり方の参考にはなりますが、こう作ればいいよねっていう感じでみると、むずかしい面がありそうですね。

だから、これらの本を読んで、具体的なノートの作り方が何かわかるかというと結構「?」です。どちらかというと、私たちのような教える側がエッセイとして読んでおもしろい感じで、ノートの作り方の参考になるかというと…

できれば、一度試し読みをして、参考になりそうかどうかをしっかり見てくださいね。

「東大合格ノート術」は、その名の通り、「東大」を受験する前提のノートです。ノートが完全に東大の過去問題を解くためのノート、という形で作られているので、東大を受けない人が、基礎知識も持たずに買うと大変。

しかも、文系受験ですので、理科の実例はありません。

ただ、そういう前提で読むと、いかにノートというのが、授業の黒板を写すものでなく、自分が問題を解いて、基礎知識を入れていくために活用されているかがわかります。

簡単にいうと、問題集や過去問題は、解いたら終わりでなく、予備段階でまとめることもあるし、その後に整理することもある、ということです。私の言葉でいうと、「演習ノート」がいつの間にか「まとめノート」になっている、という感じ。

そういう意味ではものすごく参考になるんですが、そういう意識で読めるかと言われると、結構難しいかもしれません。

結局は、ノートを作ることが勉強法そのものを体現しているんですよね。

ここまでのまとめ~ノートの工夫関連

授業中に、ノートをとること自体で賢くなろうという話。

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ノート作りの最初の説明。

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マインドマップの話。歴史・地理のまとめや現代文の要約をする力は、マインドマップの力が欠かせません。

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で、今回の具体的な工夫シリーズです。

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できるところからでも始めましょう!