学びの真似び(まねび) 「学び続ける人」になるために(教育と受験と勉強法)

学習の仕方に困ったことはありませんか?ここでは、「真似び=学び」という形で、さまざまな学習方法へのアドバイスをしていきます。学習の仕方に悩んだら、受験勉強で行き詰まったら、ぜひ訪れてみてください。効果的な学習方法を知って、学び続ける人を目指しましょう!

【中央大学2021年度入試】中央大学は学部ごとに異なる入試。中央で外部検定入試の現状を学ぶ。外部検定があったり、なかったり、使えるものも違ったり…

さて、立教大学に続いて、結構前に発表されていた中央大学の2021年度入試をざっくりと説明します。

どうして、中央大学をほったらかしていたかというと、ひとつはあまり変わらないことです。だから、あまり目くじらを立てる必要がない。そして、もうひとつは学部で方針が違うので、全体として書くことも難しい。

というわけで、放っておいたのですが、前回、立教大学が、「独自試験の英語廃止=毛外部検定のスコア化=過去2年」というのを出してきたので、逆に私立が全部こんな感じと思われるのも困るので、中央大学を例にして、実際、英語外部検定入試がどうなっているのかを知っていただき、今後も「私立は大学によっていろんなやり方があるから、なんだかちゃんと調べないといけないなあ」と思っていただくことを目的として、今日の記事を書きます。

 

中央大学の入試形態は、学部中心で、昔ながらの固いイメージ~学部を増やして、イメージがだいぶ変わりつつある。

中央大学というのは、私からすると、「昔ながらの」というイメージ。よくいえば、伝統があって、こだわりが強い。アドミッションポリシーがしっかりしている、といってもいいでしょう。しかし、悪く言うと、変われないというか、時代から取り残されるというか…こればかりは、物事の裏表だからなんともいえないし、好みにもなっていくんですけどね。

基本的には、学部中心の大学なので、学部によって傾向ややり方が違うというタイプの大学です。

しかし、最近は、キャンパスの問題も含めて、さまざまな学部を新設したりして、新しいチャレンジをいろいろと始めている印象です。かといって、節操がない、という感じでもないし、中央らしさを突き詰めつつ、変化しつつある感じですね。

とはいえ、基本的には、学部中心の大学ですから、2021年度以降の大学入試改革も、学部ごとにやり方が違う、ということにはなります。早稲田とか、明治とかと同じ流れですね。

 

基本路線は、現行とあまりおおきな変更はなし。

まず、基本的な入試形態をざっと見た感じで言うと、特色があるような形ではありません。

www.manebi.tokyo

www.manebi.tokyo

www.manebi.tokyo

www.manebi.tokyo

ここまで、早稲田の政経を皮切りに、さまざまな大学がいろいろな発表をしてきました。

早稲田の政経は共通テストで数学必須、外部検定も使います、で、独自試験は英語と国語・社会混ぜた感じと。

上智は、共通テスト利用方式作って、一般は共通テスト、外部検定、独自試験で、独自試験は記述中心。

青山学院は、共通テストに外部検定を一部くっつけて、独自試験で記述中心で、でも、学部ごとによってやり方かえるよって感じ。

立教は、英語独自試験廃止で、外部検定使います、という感じ。

で、中央ですが、まず、全体的な入試方式を見る限り、

  • 共通テスト利用・共通テスト併用
  • 統一日程
  • 一般入試
  • 英語外部検定利用

という感じで見慣れたパターンです。学部によって、上のどれを使うかは異なるので、一概には言えませんが、特に驚きの方式はなく、今まで通りのパターンです。

しいていえば、法学部が、数学まで必要な4教科型と数学・社会が選択の3教科型があることぐらいでしょうか。

 

外部検定だけで検証していくと…さまざまなやり方が見えてくる。

さて、今日の話は、むしろこれからがメインです。

中央大学という同じ大学の中でも、外部検定の扱いがどのように違うかを整理していきましょう。

  • 法学部…外部検定についての記載なし。使わない、ということでしょう。
  • 経済学部…外部検定利用入試あり。A2が出願資格だが、利用できる試験については現段階未定。共通テスト利用の併用型には加点の記載あり。単独型には記載なし。
  • 文学部…外部検定利用入試あり。使える試験やスコアが発表されている。おそらく成績提供システムとは関係なし。GTECはCBTのみなので、従来の私大で多いパターン。共通テスト利用では記載なし。
  • 総合政策学部…一般入試に独自試験のみと外部検定で加点方式があるよう。共通テスト利用は、単独、併用とも、A2が受験資格に。ここで使えるものは、両方とも、成績提供システムにのったものに限るとのこと。
  • 国際経営学部…外部検定利用入試あり。B1が受験資格でかつスコア換算。成績提供システムに限る。共通テストなどには記載なし。
  • 国際情報学部…外部検定利用入試あり。独自で試験とスコア設定で出願資格。GTECはCBTに限られている。
  • 理工学部…外部検定は使わないが、成績提供システムによって受検している場合、入学後の指導の参考として提出を用いる。受けてなくてもいいよ、ということのよう。

以上です。ふう。

書いていても不安。写し間違いがあるんじゃないかと思って。

これが、中央大学というひとつの大学の中で起きるわけです。

  • 一般入試で、使う?
  • 統一入試で、使う?
  • 外部検定利用入試はある?
  • 共通テスト利用で使う?

使うとしたら、それは…

  • 独自設定?2年生でもいいの?
  • 成績提供システム?高校3年生になってから2回。

で、使い方は…

  • 受験資格
  • 加点
  • 得点換算
  • 提出してもらうけど、何にも使わない

みたいな感じで、これが無限に組み合わさっているのが、私大の外部検定の現状なんです。

中央とか、早稲田とか学部の色が強いところは、学部でこれだけ方針が異なります。立教みたいに大学でまとめるところは、大学の中では同じですが、でも、どう使うかは大学が決めているわけで、みんな同じではありません。

青山学院は、どうも成績提供システムだけに限ってきたようですし、早稲田の商みたいに英検オンリーなんていうところも出てきています。

さあ、どうしましょう?

これから先は情報集めが必須です。大変ですけど、がんばりましょう。

私も、できるだけ、わかりやすくまとめていきたいと思いますが、要は「一言では言えない」ということだけはわかってくださいね。