学びの真似び(まねび) 「学び続ける人」になるために(教育と受験と勉強法)

学習の仕方に困ったことはありませんか?ここでは、「真似び=学び」という形で、さまざまな学習方法へのアドバイスをしていきます。学習の仕方に悩んだら、受験勉強で行き詰まったら、ぜひ訪れてみてください。効果的な学習方法を知って、学び続ける人を目指しましょう!

大学入試出願直前!出願と受験に向けた確認事項。親ではなくて自分でやろう!出願の仕方 注意事項・確認事項

いよいよ出願ですね。調査書の申込みをしたりして、早ければ冬休みにも出願が始まるのではないでしょうか?出願と受験当日についてのアドバイスをまとめます。

いよいよ、冬休み。調査書をもらって、実際に出願をすることになりますね。大学入試の出願については不安が多いと思います。今日は、その出願、そして、当日の受験も含めて簡単にアドバイスをしておきたいと思います。

すでにシュミレーションの話はこちらでしましたね。

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出願方法は大学によって違う!自分で調べる以外手はない!

まず、第一に大学入試の出願は自分で調べるのが基本です。

高校入試なんかだと、公立の受験なら、みんな同じですから、先生がきちんと説明してくれます。必要な書類から仕組みから締切から。私立になれば多少変わりますが、同じ高校を受ける友達は多いだろうし、地域が似ていれば高校間でも複雑にならないように、似せていることが多いですから、あまりわかっていなくても、学校の先生や塾の先生もだいたい把握しているというようなことが起こります。

ところが、大学入試は、大学ごとに考え方ややり方がまったく違う上に、数も膨大で、先生が把握できるようなレベルを越えています。

たとえば、調査書。分けるとこんな感じになります。

  • 受験方式ごとに調査書が必要な大学。
  • 学部・学科が同じなら調査書はひとつでいいが、変わったら調査書を要求する大学。
  • 同時に出すときには調査書はひとつでいいが、あとから追加するときはまた必要になる大学。
  • 最初にどこかに出せば、調査書はもういらない、ひとつだけでいい大学。

です。こんなの、把握しきれません。要は大学の事情です。キャンパスが学部ごとにことなっていて、入力するシステムが別になれば、調査書は必ず必要になりますし、大学で一括管理をしていれば、ひとつですむ可能性もあります。

たとえばWeb出願。

「Web出願の時、写真はどうすればいいですか?」という質問が生徒からあったのですが、答えは「要項よく読んで」です。

システム次第で、一番進んでいる大学は、写真をデジタルでアップロードして、それが受験票に印刷されるという形でしょうか。これがスマホの写真でOKというのが一番かな。(何が一番かよくわかりませんが)

一方で、出願はWebでも、「写真は調査書と一緒に郵送」とか「写真を受験票に貼って当日持参」という大学も当然あります。

また、最近多いのは、「受験票の写真」をそのまま入学時の「学生証」(最近はほとんどICカード型)の写真に使うというパターン。制服で撮ると、入学後も4年間高校の制服の学生証を使うことになります。

そういう注意が書いてあるのが要項。だから、要項自体もWebかもしれませんが、よく読みましょうね。最近は「高校の制服で写真を撮っちゃだめ」っていう大学もあるようですよ。

 

出願は自分でやるのが基本!親に任せると失敗が起こる!

つづいて、親がこれをやってはいけないという話です。保護者の方の中には、子どもの学習時間のために、代わりにやってあげようという気持ちでこれを読んでいる方もいるかもしれませんが、だめとは言わないですが、せめて、この注意を読んで、何が起こるかをしっかりと理解して確認して進めるようにしてください。

受験生の君は、自分でやりましょう。とにかく親に任せて泣くより、自分がやった方がいいですよ。失敗がないから。失敗しても自分のせいだから。

親は失敗する~笑い話ですむけれど。

まず、親が失敗する笑い話ですむレベルからいきましょう。

これはですね。

年齢が40歳とか50歳になるんですね。わかりますね。生年月日に自分のものを入力するんです。

次にあるのが、お兄ちゃんとかお姉ちゃん、場合によっては弟や妹の生年月日を入力するんですね。まだ、生年を間違えてくれれば、大学も間違いに気が付くんですが、月日だとこの段階では気づきません。調査書との照合で気付くこともあるようですが。

このあたりは、笑い話ですみます。

電話かけて、間違ってますね、直しますね、みたいな話であるようです。

まあ、やりそうですよね。というわけで、これがシャレにならない話に展開します。

確認すべきこと1~志望学科や志望順位

こういうことも起こります。学部ぐらいまではさすがに間違えないようなんですが、「学科」は把握していないらしい。

立教の「経済学部」の「経済学科」か、「会計ファイナンス」か、「経済政策」か。

理系だってあやしいですよ。似たような学科名がたくさんあります。

芝浦工大なら、「機械工」「機械機能」「機械制御システム」「情報工」「情報通信工」「電気工」「電子工」「電子情報システム」…親大丈夫ですかね?

建築いったって、「〇〇学科」とか「〇〇コース」とか。

間違うらしいですよ。

大学によっては、併願順位を決めるシステムもありますよね。希望学科を順位で書いて、順番にいれてくれるようなシステムもあります。

大丈夫ですか?把握してますか?

最近は「〇学科以上は受験料変わりません!」みたいなシステムがあるから、親がポチポチおしちゃうらしいですけど、そういうこと自体も、子どもの希望と本当にあっているかどうか。

確認必要ですよ。

確認すべきこと2~受験科目

つづいて、これ。受験科目は、選択であっても、センター試験のように当日自由に決めればいいわけではないんですよ。

これも大学によるんです。

事前に選択しておく大学の方がむしろ多いように感じます。

こうした大学では、受験科目を間違ったら終わり。国公立を受けるとすると、たとえば、理系は物理・化学、両方やっている可能性が高いですが、私立大学、どっちで受けますか?保護者だとするなら、把握していますか?気が変わったりしませんか?秋の模試では物理が調子よかったけど、ここに来て化学ができるようになったとかないですか?

日本史やってるか、世界史やってるか知ってますか?

というわけで、これ、大事。

ある大学の担当者に聞いたところ、その大学では電話かけても訂正できないと。期間内なら、あらたにお金を払って、申込みし直してほしい。期間が過ぎていればもうだめ、とのことでした。

これはある大学の話で、直してくれる大学もあるかもしれませんが、ちゃんと申し込むというのは、基本ですね。

さらに書くと、大学によってはキャンパスが複数ありますが、科目ごとに試験会場をわけている大学もあるんです。したがって、キャンパス間違うと、そこには試験問題もなく、対応ができない、なんていうこともありました。

確認すべきこと3~試験会場

というわけで試験会場。これは、次のようなパターンです。

  • 学部がある校舎で受験
  • 希望のキャンパス=先着で受験
  • 指定されたキャンパスで受験=学部に関わらず、希望もなく割り振り
  • 科目ごとに試験会場が異なる

という感じです。

自分の受ける大学はどれですか?

当然、受験票にこうした情報は記載されますが、人間は思い込みで動きますし、受験票には、キャンパスがさらっと書いてあるだけですから意識しないんですね。

ところが、要項やWeb出願の流れでは、こうしたことをちゃんと注意喚起してくれます。だから、自分でやった方がいいんです。

第一に、希望のキャンパスがあっているのか?受けたい希望の場所はどこなのか?

第二に、受験生が受けるキャンパスを把握=意識できたのか?

こんな感じです。

 

試験会場の確認~思い込みで動かない!

こうなってくると、当日の試験会場間違いがないようにする、というのは、特に首都圏大規模私大では大きなチェック事項です。いくつもキャンパスがありますが、受験会場は、自分の学部があるキャンパスとはそもそも限らないからですね。

  • 学部のある当初のキャンパス
  • 希望したキャンパスと違うキャンパス
  • 指定された特定のキャンパス
  • 科目ごとに割り振られたキャンパス

自分でやっていれば、だいぶ意識できていると思いますが、まずはしっかり把握すること。

そして、それができたら、経路の確認などをしっかりやるということが大事ですね。

これは各高校で、口うるさく言われると思いますので、大丈夫でしょう。でも、そもそも自分がどこで受けるのかを把握することが大事なんですよ。

 

受験当日の服装

さて、最後に当日の服装です。

これは、温度調節のしやすい服装をおすすめします。寒ければ着る。暑ければ脱ぐ。当たり前です。

これは何を言っているかというと、「制服では行くな」ということです。いいんですよ、行きたければ。でもね、制服で行く決まりなんてないですからね。

私が説明しているのは、「当日面接がなければ私服でいい」という感じ。看護など、面接があるとなると関係ないといくら言われても「場にふさわしい服装」って気になります。特に看護なんかだったら、制服があるわけだし、しかもミニスカートしちゃいけないし、やりすぎた化粧とかだってまずいし。

面接がないなら、普通の格好していけばいいです。

センター試験では、「地図や英単語がプリントされた服」は禁止ですよね?これ、実際に脱がされた生徒がいます。うちの学校に。脱ぐか、裏返すかって言われたようです。だから、こういうことは気にする必要があります。

また、試験会場はすごく暑いこともありますから、逆の心配もしておくことは大事ですね。

今日はこんな感じでおわります。また、近くなったら、書くかもしれません。

当日の筆記用具ふくめて、間食とか、そういう話は次のやつでやりました。できれば読んでおいてくださいね。 

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