学びの真似び(まねび) 「学び続ける人」になるために(教育と受験と勉強法)

学習の仕方に困ったことはありませんか?ここでは、「真似び=学び」という形で、さまざまな学習方法へのアドバイスをしていきます。学習の仕方に悩んだら、受験勉強で行き詰まったら、ぜひ訪れてみてください。効果的な学習方法を知って、学び続ける人を目指しましょう!

高校二年生が夏休み前にすること。高2の学習計画は、「学習時間」より今「受験生」になれるかどうかが大きなポイント!

今日は、高校二年生が夏休み前までに、何を意識すべきかをまとめます。現役合格をつかむためには、秋や冬では遅く、夏休み前が本当に最後のチャンスです。

高校三年生向けに、夏休み前にやるべきことをまとめました。今日は、高校二年生向けです。生徒からのリクエストでもありますが、高校二年生はどのようなことを意識すればいいでしょうか。

ポイントは、「夏休み前に受験生になる」こと。この観点で、ひとつずつ具体的に説明していきましょう。

 

高2の秋・冬で、現役で進学できる大学は決まる!

高校2年生として一番自覚すべきことは、GMARCH以上の大学に現役で合格したいと思うなら、ある程度の成績を2年秋冬で取っていない以上、事実上不可能であるということです。

特にそれは理系の方に強くいえることで、進学したい大学のレベルに合わせて、ある程度の成績が必要になります。

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私が持っているデータは、私大定員厳格化が始まる前の古いものなので、現在ではもう一段下でも相関が起こっている可能性もあります。

つまり、二年生の冬とか、たとえば1月とか3月とかに「がんばろう」と決意しても、その成績からどこまで行けるかがほぼ決まっているともいえます。

だから、もし、あなたが自分の成績と比べて、それなりの逆転をしようと思うなら、どんなに遅くとも「夏には受験生」である必要があるんですね。

つまり、秋、冬の模擬試験を目標に、一定の成績をとるべく、学習計画を立てる「ラストチャンス」なんですね。

来年は、国立?それとも私立?総合型選抜は?受験科目はやって確かめる!

あなたの通う学校にもよりますが、三年次のカリキュラムを秋・冬には選択することも多いでしょう。

それは当然、自分の受験型がわかっているということでもあります。特に、私立型か国立型かを選択することで、科目が変わってくるようなカリキュラムの場合、ただ単に自分の理想を決めるだけでなく、本当に自分がそこに到達できるかを真剣に検討する必要があります。

浪人してでもあきらめないならいいんです。

どんなに届かなくても、最後まで第一志望に合わせて科目を減らさないならいいんです。

逆に、希望する大学に入らなかったときに、科目数を増やすことがなければいいんです。首都圏の場合、GMARCHよりも、地方国立の方が偏差値そのものは低いですから。しかも私大定員厳格化のおかげで、それ以下の私大でも「私大が低い」という状況はなくなりつつあると思いますので。

でも、現実には、みんな、理想を理想としながら、実際の模試の成績をながめながら、必ず変更を考えます。

これの一番最悪のパターンが、

  • 二年生の夏・秋ぐらいまでは何も考えずに適当に過ごす。
  • 秋・冬になって、次年度のことをつきつけられ、急に理想をかかげる。
  • 年明けから3月ぐらいにかけて一応、取り組んでみる。
  • やってみてはじめてその理想の大変さに気づく。
  • 大変なので、三年生になるころには志望変更。

というものです。

たとえば、これが2年冬にやる気になって、3年の夏明けに諦めるなら、しかたがないことだと思います。ただ、本当にさぼってきた生徒は、「やってないから、やればなんとかなる」「高校受験もそうやってのりきった」「ぼくは本当はできる」という意識のもと、わずか1ヶ月もやらないうちに「これは無理だ…」と気づくんです。

こんなの、時間の無駄。少なくとも、二年生の冬に、来年とる授業をある程度「目標達成できる」という目算の上で、考える必要があります。

そのためには、夏にやってみる必要がある。

夏にやってみて、どのぐらいやればどのぐらい伸びるのか、考えてみる必要があります。

そうなんです。正しい目標設定は、到達できる目算が必要です。最初の話とまったく同じなんですが、そのためにもやってみる必要がある。

これが、高2夏の一番の課題です。

もうひとつ。現在の入試状況から考えると、推薦は常に意識すべきです。ただし、みなさんの年から名称変更となる総合型選抜の場合、

  • ただの実績でなく、志望理由、大学でやりたいことなどを絡めた実績が多くの場合、必要とされる。
  • 一方で、共通テストや英語外部検定などを使って、必ず学力を担保してくる。
  • そして、小論文や面接=口頭試問の準備を必要とする。

というケースが多くなるはずです。もちろん、そうでないものも多いですが…。特に最初と最後については、2年生のうちに取り組まないと、高3では遅い可能性が高いですから、しっかり取り組みましょう。

 

「受験生」になるのは、「時間」ではなく、「意識」。まずは、分析と計画を!

さて、そういう意味で、まさに「受験生」になるタイミングが、この高2の夏です。では、「受験生になる」というのはどういうことでしょうか?

高2の夏、といえば、たとえばクラブをやっているとするなら、ようやく先輩が引退して自分たちのチームになるような時期ですね。文化祭や体育祭などの学校行事もあるでしょうし、修学旅行などもあるかもしれない。

「受験生になる」というのは、クラブをやめることでも、塾に通い出すことでもありません。

要は、目標意識を持って、そして模試などの目標を設定し、そのためにやることを考える。そういう思考で毎日を過ごせるかどうかです。

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簡単にいえば、上の記事で書いているようなことをやれるかどうかです。

もちろん、上に書いたことは「受験生だからやる」ことではなく、本来、「いつもやる」べきことです。

だから、実際に上に書いたような思考を持っているとするなら、正直言って、もう十分受験生です。

逆に、自分でそういうことが考えられずに、「指示されたことを最低限やる」もしくは「指示されたことも十分にやっていない」という人がいるとするなら、ここでその思考が切り替わらないともう間に合わないということです。

こういうタイプの人の思考が、「どうしていいかわからないから塾に行こう」というようなもので、塾に行くことでもし成功するとしたら、結局は塾に行ったことで、意識が受験生になるということでしかありません。塾に行って、結局、指示されたことを最低限やるということでは、たぶんどうにもなりません。

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まずは、定期試験の分析をしましょう。しなければ始まりません。

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そして、次に模試の目標設定をして、そのために必要なことを考えましょう。

言われたことをやるのではなく、自分の課題を考えて克服します。受験のために必要なことを考えるといってもいい。

要は、学校の宿題と予習、復習というやり方で十分なのかを検討してください。別に学校を悪くいうわけではありませんが、もし、学校の宿題、予習、復習で十分なんだという意見があるなら、おそらく受験期までそれで大丈夫だということです。もし、少しでもそうでないなら、たとえば「苦手や取りこぼしは自分でやるんだ」という発想があるなら、今、その発想を持つべきです。

基本的には、一度、入試問題を解いてみることをおすすめします。その問題を解くのに、今の学習で十分でしょうか。一度、赤本をめくってみましょう。そして、とりあえず、二年生で十分対応できるものとしては、センター試験ですね。みなさんは共通テストになりますから、試行調査の問題を解いてみるのでもいい。

それを解くのに、今の学習で十分かチェックしましょう。

 

これからの長期計画を立てる!まずは、ゴールを確かめ、全体を復習していく!

まずは、これからの流れをイメージしてみましょう。とりあえず、これからどんなことが言われるかを、このブログの記事から復習します。

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なかなか長期で見渡すことはできませんが、まず大きな目標となるのは、今年のセンター試験です。

次のような得点を目標にする必要があります。みなさんの場合、共通テストになり、平均点が10%ぐらい下がりますが、今のところ現在のセンターで目標を立てるしかありませんね。

英語と国語…行きたい大学の目標点マイナス20点。平均的に20点アップします。

数学…行きたい大学の目標点そのもの。特に理系の場合、数Ⅲが中心になるので、ⅠA、ⅡBに戻る時間はなかなか確保できません。文系や農学部、看護などであれば、10%程度。ものすごく悪い場合、きちんとやりさえすればもっとあがる可能性はあります。

理科と社会…これからですので、参考程度。ただし、やったところができていないようだと、特に文系の歴史、理系の物理、化学だと、ぎりぎりまで範囲が終わらない可能性が高いので、やったところをどんどんできるようにする必要があります。

このような得点をとらないと、目標に到達しない可能性が高くなります。では、この目標を達成するためにはどうすればいいでしょうか。

次のことを意識しましょう。

  • まず、この目標を達成するためには、秋の模試あたりをひとつの目標に、センターを使って実際にどの程度とれるか考えること。
  • そのためには、これから夏を中心に秋までに、既習範囲を最低1周復習すること。
  • その時の得点と成果を踏まえて、1年前のセンターに向けて、もう1周すること。
  • そして、センター試験を実際にやってみて、目標点をとること。

これが当面の目標です。もはや、受験勉強そのものですね。

さて、これを実行するとなると、既習範囲を最低2周する、ということがタスクとして入ってきます。

これについては、すでに書いていますが、簡単なところからざっと復習しながら徐々に細かくするというやり方が重要なんですね。 

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入試までに最低5周の復習が必要になります。その意味でも二年生までに、既習範囲2周は決しておおげさではありません。

また、この目標点を見てわかると思いますが、最優先は、英語と数学です。理科、社会はどうやっても、遅れるもの。最後に理社に時間をかけられるようにするためにも、英数国が完成すべきです。

数学や理科は問題演習型なので、どうしても既卒生に負ける部分。時間がかかるんですね。だからこそ、克服は無理でも、二年生の末には英語に一定の手応えがあって、数学が課題となっていて、しかもある程度方向性が見えてくるぐらいでないと、難関大は厳しいと思います。

 

教科別 今、学習方法を改善する

それでは、どんなことが教科別に必要なのかまとめてみましょう。あなたの普段の学習は、これに十分あてはまるでしょうか。あてはまらないものがあるとするなら、対策を立てる必要がありますね。

英語

油断していると、実質何もやっていないのではないか、と思いたくなるのが、英語です。そんな課題が出ていることもだいぶなくなったと思いますが、少なくとも、本文写して、わからない単語の意味を辞書で引いて調べて、試験直前に訳を丸暗記して…というようなことで本当に対応できるでしょうか。

以下の観点でチェックしましょう。

リスニング

みなさんは共通テストの半分がリスニングです。しかも、後半はB1レベルで、1回読み。一説には1500時間聞かないとだめ、とのことです。普段から聞いていればともかく、そういう動作が入っていないと、おそらく間に合わなくなります。また、スピーキングの基本は、リスニングしたことを口に出すこと。こういったことは短期間では身につきません。

長文読解

苦手な人が意外とやっていないのが、長文を何も使わないで読むこと。入試は、ほとんどそういう作りです。いきなり、辞書を使うなんていうのは論外。何も使わずに読む練習をしっかり繰り返すことが大事。ここでも、苦手な人は意味をイメージして、音読をするようなことを早めからやらないと間に合いません。

英文法・単語

最初に塾などで指示されるのが、英文法や英単語でしょう。特に高校受験を突破した人がはまるのが、これをきちんとやらないといけないということ。高校受験では、教科書を順番にやっていくと、必要な英単語と英文法が全部終わるような作りになっていますが、大学入試ではとにかく全部やらないといけない。要するに、教科書レベルでは注がついていても、入試では普通に問われるなんていうことは普通です。

なので、文法の参考書と単語集を持つことはいまや必須。

二年生の終わりまでに、英文法は2周ぐらい終わらして、基本的なことはだいたい大丈夫、というところにもっていく必要があります。

英単語は最低でも1000~1200ぐらい頭に入れていないと、長文を読むのに影響が出てくると思います。

ライティング・英作文

これも軽視されがちな部分です。リスニングやスピーキングが先ではありますが、長文を要約したり、それについて自分の意見を書くようなことは練習しなければできるようになりません。初期段階は、文法をやることですが、英作文を意識するなら、例文を暗記したら、まず白紙から書けるようにすること。そして、その構文を使って単語を変えて別の文にする練習ぐらいはしておかないといけません。ただ文法をやるだけでなく、英作文を意識することが大事ですね。

国語

国語ぐらい、当たり前のことをやらずに「学習方法がわからない」と逃げられている科目はありません。入試となった場合、学校の予習、復習はいらないとはいいませんが、入試対策になりません。じゃあ、何をやるか?考えればわかりますよ。

現代文

とにかく問題集をやること。これにつきます。どのレベル?入試問題そのものです。どのくらい?山ほどです。たとえば、定期試験でも模試でも1回で二題ぐらいやっています。年間10~20ぐらいは普通にやっています。これが問題集1冊ぐらい。成績あがりませんよね。そもそも1題25分~30分ですから、問題集1冊なんて、必死になれば1日2日で終わります。成績がそのぐらいであがるわけがない。

まずは、学習計画にきちんと入れてください。

古文・漢文

英語の長文同様、何も使わないで、読む練習が必要です。もちろん、文法や単語、句法や漢字の理解は必要ですが、読解練習も必須。

その意味では、英語以上に、学校の授業が使えない可能性が高いです。英語より本文写して、辞書引いて、訳や品詞分解丸暗記して…という授業が多いのではないでしょうか。

これも、とにかく入試問題演習をやることが一番の近道です。その作業の中で、使える文法を目指しましょう。

数学・理科

とにかく問題演習型です。問題演習をしないと学力がつきません。要するに、「量」が必要で、しかも時間がかかります。

理科を中心に、問題を解いていないとすれば話になりません。問題演習をしっかりこなすこと。

しかも、数Ⅲなど含めて、入試範囲がまだ終わっていないはず。だからこそ、既習範囲については、問題演習を終わらせておかないと致命的になります。

もし、十分に問題演習を積んでいないとすれば、しなければしない分、その部分が借金のようにたまっていき、しかも残り時間が少なくなります。

こうなると、本当にどうにもなりません。

だからこそ、理系の方がより、2年の秋冬で、ほぼ逆転ができなくなるんですね。

苦手なら、とにかく、簡単な問題集、基本的なことだけで1周しましょう。薄い問題集から、ですね。とにかく2周からそれ以上、問題演習をこなしましょう。

まず、薄い問題集でいいから1周。理科もですからね。

歴史

まずは、文系の場合、科目選択が重要です。日本史か世界史か。選ぶのは秋冬でいいですが、そこまでにどっちがとれるのかやっていないといけません。

つまり、受験勉強をして、取り組んでみて、試験を受けること。

これをせずに科目選択をすることになると、向き不向きがわからない中で選ぶことになります。

もちろん、学校の授業が影響ないなら、科目選択を先延ばししてもいいですが、その場合、当然、両方を受験勉強しておかないと、結局しぼるときに、適当に決めることになります。

理科同様、ぎりぎりまで範囲が終わらない可能性が高いので、学校の授業に合わせて受験的にまとめておかないと大変な事態になります。既習範囲は、できれば今すぐ取り組みたい。

また、反復を考えると5周から7周したいので、やはり、1月のセンターまでに既習範囲は2周ぐらいはしたいですね。

 

さて、こんなところで、高校二年生へのメッセージを終わります。まずは、定期試験の分析をして、日ごろの授業の受け方を改善しましょう。高校二年生は忙しい。だからこそ、まずは学校の授業を無駄にしないこと。まずは意識の改善です。

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